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「おすそわけしマスク」が福祉施設を救う 浜松市

配信

静岡朝日テレビ

 浜松市東区にある福祉施設 「るぴなすコート」には、認知症の高齢者ら18人が入居しています。24時間常駐する職員は、食事や排せつの介助の際、入居者との濃厚接触が避けられません。 ウェル恵明会 鈴井恵・代表取締役: 「利用者さんに危険がいかないようにするためには、マスクがないと」 「食事の介助の時は、ただ黙って口の中に運ぶのではないので、これは味噌汁ですよ。豆腐入ってますよ。といいながら介助しているので」  新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクが高い高齢者。 福祉の現場ではマスクが欠かせませんが、一時は施設の在庫がなくなり職員が手作りの布マスクを用意しました。ただ、入居者のマスクはこまめに洗濯や消毒が必要で、管理に手間がかかります。

中身はマスク100万枚

こうした中、浜松市の運送会社に届いた段ボール箱。中身は100万枚のマスクです。 記者: 「きょう届いたマスクのおよそ4分の1が、これから福祉現場に寄付されていく」  これは「おすそわけしマスク」という取り組みで仕入れたマスク。 1箱55枚のマスクを買うと、そのうちの5枚が福祉施設に寄付されます。 浜松市でプラスチックの買取や販売をしている中部日本プラスチックや、福祉関連の団体が共同で立ち上げたプロジェクトです。 中部日本プラスチック 雪下真希子・代表取締役: 「わたしは福祉現場に行けないから、じゃあ、私がやれることといったら、お金のことよりもおすそ分けの気持ちを届けてあげたい」 11日に開始してから2週間で、全国600以上の施設から25万枚の依頼がありました。 現時点の販売枚数では寄付できるのは2万枚ほどですが、今後の売り上げを見込んでマスクを希望する福祉施設へ25万枚の寄付を始めました。

おすそわけしマスクが命を守る

るぴなすコート職員: 「皆さん。おすそわけしマスクというマスクを寄付してただきました」 マスクはるぴなすコートにも届き早速、入居者と職員に配られました。 ウェル恵明会 鈴井恵・代表取締役: 「ほんとにマスクは、命を守ってくれるぐらいに思っている。このマスクが手に入らずにどうしたらいいか困ってるときに命を助けていただけたという思いで、ほんとにありがたいと思っている」  購入したマスクの一部を福祉施設へ。「おすそわけ」の心が命を救い、不安を解消します。