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『スーパーナチュラル』 悪霊と戦う兄弟が語る最終章

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NIKKEI STYLE

2005年から15シーズン続き、19~20年に全米でのファイナル・シーズン放送を迎えたロングランテレビシリーズ『SUPERNATURAL』(スーパーナチュラル)。悪魔や悪霊を退治する“ハンター”として活躍する兄弟を主人公にした、超常現象を扱うアクションドラマで、世界中に熱狂的なファンを持つ大ヒットシリーズだ。人気を引っ張ってきたのは、兄ディーンと弟サムを演じるジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキ。イケメンの2人は、プライベートでも家族のように仲が良いことで有名。シリーズのフィナーレを目前にしたジャレッドとジェンセンに、オンラインで話を聞いた。 ――『SUPERNATURAL』のメインキャストは、ジャレッドさん、ジェンセンさん、そして天使のカスティエル役のミーシャ・コリンズさんの3人です。この少人数で、15年もの長い間ドラマを続けてこられたのは、本当にすごいことだと思います。なぜ、ここまでファンに愛されたと思いますか。この3人だからこその魅力についてもお聞かせください。 ジャレッド いい質問だね、ありがとう。ファンダム(熱心なファンたち)がサム、ディーンとカスティエルに愛着を持って高く評価してくれるのは、彼らが完璧ではないからだと思う。彼らは間違いを犯したし、多くの失敗や誤算もあったけれど、それでも最善を尽くしてきた。いつも全力投球してきたことをファンは理解しているんだ。僕も、彼らが常にベストを尽くしていることが大好きだ。失敗してもそれを修正して、周囲の人間に対して善良で正直でいようと努力することが大切なんだ。僕たちはみんな欠点があり、人間なのだから間違いも犯す。でも、大切なのは間違いを犯すか犯さないかではなく、その失敗の後に何をするかだ。 ジェンセン 3人のキャラクターは自由意志の旗のもとで結束している。彼らは運命を定められることを拒否し、自らの運命を切り開いてきた。正しいと信じるものと善なるもののために戦っているんだよ。 ――『SUPERNATURAL』は、世界中のファンの人生に喜びをもたらしました。私もその一人です。ジャレッドさんとジェンセンさんの人生には、どのような影響を及ぼしましたか。 ジャレッド この番組があなたの人生に喜びをもたらしたと聞いて本当にうれしいよ。僕の人生にも多くの喜びをもたらしてくれたからね。素晴らしい褒め言葉をありがとう。人生への影響と言ったら、『SUPERNATURAL』に出演して、僕の子どもたちの母親、つまり妻(悪魔のルビーを演じたジュヌヴィエーヴ・コルテーゼ)と出会ったことだね。僕は『SUPERNATURAL』から多くのことを学んだ。いろいろ振り返って、その多大なる意味を実感しているよ。今、僕は38歳だけど、第1話を撮影したのは22歳だった。とてつもなく長い時間だよね。15年続いた番組で、当初から同じ2人の主人公で、同じ3人のメインキャラクターの番組なんてほかにはないと思うから、とても感謝しているし、死ぬ日まで誇りに思うだろう。この番組が世界中の人々に影響を与えられたことに感謝しているよ。 ジェンセン この番組があなたの人生を変えたと言うなら、多くの点で僕らの人生も確実に変えたよ。『SUPERNATURAL』は僕たちにとってかけがえのない宝物だ。この15年間、僕らは様々なことを仕事でもプライベートでも経験した。そこには常に変わらない軸があったが、それはこの番組であり、番組に対する僕らの愛であり、僕らが傾けた努力だ。それがあなたにとっても大切なものになったということは、僕らの思いが無駄ではなかったということだし、何よりもありがたいことだ。番組から得た経験、演じた役柄、そして番組自体を心から大切に思っているし、だからこそ常にベストを尽くしたい。きちんとこの番組を終了させ、みなさんにファイナルを見ていただけることを願っている。 ――2人は15年間、兄弟を演じてきましたが、お互いはどういう存在ですか。 ジャレッド 僕より背の低い一番好きな兄さんというところかな。ジェンセンと僕が一緒に経験してきたことを、もしも経験したら、誰でも兄弟のような仲になるのが当然だと思う。番組の中でも話しているけど、家族は単なる血縁ではない。同じ遺伝子を持って生まれた人間でもない。家族は自分で選び、自分が築き上げるものだ。彼と僕は15年間、様々なことを乗り越えてきた。家族や友達が来ては去るのも経験した。お互いが家庭を築き、家族がかなり増えるのを見守ってきた。どんなに時がたとうと、夜中の3時に僕が彼に電話をして『助けてくれ』と言ったら、電話を切る前に彼は車に飛び乗って僕のところへ向かうだろう。僕も同じことをする。彼のことはそういう相手だと思っている。 ジェンセン 一言で言うと、ジャレッドは僕の家族になったし、これからもずっと家族だ。この業界ではとてもまれなことだけどね。

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