老後資金、みんなは毎月いくら確保してる?2020年の夫婦の「平均貯金額」
結婚をして夫婦になると、一緒に考えていくことがたくさん出てきます。その中の1つがお金のことではないでしょうか。子どもがいれば教育資金が必要ですし、自分たちの老後のお金も大切ですよね。人生100年時代と言われることからも、老後のお金は長い目で考えていくことになりそうです。その老後資金について、スパークス・アセット・マネジメント㈱が行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」を元にして、今の夫婦のお金の実情を見ていきましょう。 この記事のグラフを見る
夫婦の預貯金額の平均は734万円。貯金管理は妻が主導
スパークス・アセット・マネジメント㈱が行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」では、夫婦の預貯金額について質問をしています。もっとも回答が多かったのは「1,000万円以上(計)」で27.9%、次いで「100万円~300万円未満」の18.9%、「100万円未満」の18.6%となりました。また「0円」も13.1%と結果が出ていて、平均は734万円となっています。これは2019年と比べると24万円の減少です。 預貯金額は年齢が上がるにつれて増える傾向にあります。2020年の預貯金額を見ると60代以上と50代では2倍以上の違いがあることもわかりました。 また預貯金を夫と妻のどちらが管理をしているのかでは、「妻が主導で行っている」が52.8%、「夫が主導で行っている」が25.4%、「夫婦別々に管理をしている」が21.8%です。妻主導が半数以上との結果が出ています。
老後資金、毎月確保している金額は?
夫婦の老後資金について、毎月確保しているか質問をしたところ、確保している人の割合は74.1%になりました。老後のために毎月お金を確保している741人が、実際に毎月いくら確保しているのかというと、「5万円~10万円未満」が38.3%で最も多く、「1万円~3万円未満」が25.6%、平均では4万4,862円となりました。 この金額を2019年と比較してみましょう。2019年は3万8,434円だったので6,428円の増加です。年代別で見ると、50代の増加額が最も多く9,397円の増加です。(2019年4万334円→2020年4万9,731円) また年代別で見てみると、年齢が上がると毎月確保している老後の備えも増えることがわかります。