安全性を不安視する声も…新型コロナ「レプリコンワクチン」 厚労省「健康被害が出るとの科学的知見ない」 専門家「かかりつけ医に相談を」
■レプリコンワクチン 不安視する声も
今回の接種からワクチンは5種類になりました。新たに加わったのが変異ウイルスに対応した「レプリコンワクチン」です。 遺伝物質のメッセンジャーRNAが体内で複製されて増える自己増殖型のワクチンで、「次世代型ワクチン」とも呼ばれています。体内で増殖するため従来よりも比較的効果が持続するといわれています。 ただ、日本以外で承認されておらず、安全性を不安視する声も上がっています。SNS上では「メッセンジャーRNAが無限に作られ、他人に感染する」などとの情報も見られますが、厚生労働省は「他人に伝播し健康被害が出るとの科学的知見はない」としています。 街の人(60代): 「家族に聞いて、今度のレプリコンはすごい怖いから打っちゃいけないと言われている」 街の人(70代): 「いろんな情報で危ないようなことを聞いているので、今まで通りのワクチンにしようかなと」
■専門家「かかりつけ医に相談を」
信大病院・金井副室長はー 信大病院感染制御室・金井信一郎副室長: 「新しいワクチンだと不安になる方もいるので、今、選択肢がたくさんあるので、その中から自分がいいなというワクチンを調べて、打つのがいいのかな」 どのワクチンを接種するかは、医療機関の取り扱い状況によりますが、金井副室長は、悩む場合はかかりつけ医に相談してほしいとしています。 信大病院感染制御室・金井信一郎副室長: 「そこの(かかりつけ医の)先生が、お勧めしているワクチンを打っていただければ」
長野放送
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