自宅療養中の女性 “ゴミ出し”や“食事”など、療養生活を語る 愛知・名古屋市
感染拡大が続く新型コロナウイルス。自宅療養になった場合、生活はどのようになるのでしょうか。今回、名古屋市内で、ひとりで自宅療養をしている女性を取材。 “ゴミ出し”や“食事”など、自宅療養の様子を語りました。
去年9月を境に、新型コロナ対策の運用が大きく変わった、名古屋市。 自宅療養者向けに食事を配送するサービスが開始。また第3波を受けて、自宅療養者の健康観察を徹底するために、12月から職員を増やしています。
「きのうまでは、本当に起きるのもきつかった」(自宅療養中の女性) こう話すのは名古屋市内で、1月26日現在、希望して、ひとりで自宅療養を続ける女性。 1月18日に咳の症状が出はじめ、23日に陽性と判明。現在も、38度の熱や味覚障害などに苦しんでいます。 「嗅覚が戻らないのがすごく不安で」(自宅療養中の女性)
自宅療養にあたって保健所からどんなことを言われているのでしょうか?感染拡大を防ぐため、さまざまなルールが設けられていました。 「一般ごみは1週間ほど保管してから出します。プラスチックの表面に3日間ほど、ウイルスが生き延びるからだそうです」(自宅療養中の女性) 資源ごみは袋がたまったら、すぐに捨てるのではなく、1週間自宅に置いた後に出す。可燃ごみは袋を二重にするということです。
食事については、毎日3食分の弁当が届けられるため、特別、不便には感じていないといいます。 この女性は保健所のこれまで対応に、感謝する部分が大きいと話しました。 「ひとりなので、急変だけが怖いですって、パルスオキシメーターを貸してほしいってお願いしたら回してもらえたので、(保健所なども)やれることはがんばってやってくださってるので感謝です」(自宅療養中の女性) 厚生労働省の基準では、発症から10日が経過し、かつ、症状回復後72時間が経過するなどの条件を満たせば、自宅療養を解除できるとしています。