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INAC安本社長が描く“魅力ある新スタイル”の理想と女子サッカー界発展への思い

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Football ZONE web

“日本を知り尽くす”エンゲルス新監督を迎え、攻守にアグレッシブさを追求

 INAC神戸レオネッサは数多くの代表選手を抱え、長年なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)の牽引役を務めてきた。しかし、近年は日テレ・東京ヴェルディベレーザに5連覇を許し、“女王”の称号を奪い返さなければならない立場にある。勝負の2020年、クラブ史上初の外国人指揮官となるゲルト・エンゲルス監督を招聘。インターネット通販大手・楽天出身で、J1ヴィッセル神戸の経営にも携わった実績を持つ安本卓史社長に、“あるべき姿”へのビジョンを訊いた。  今から遡ること9カ月、安本社長は初めてエンゲルス監督と対面する場を持った。しかし、当時エンゲルス監督はJ2京都サンガF.C.のヘッドコーチを務める身。具体的な返答を得られない状況だったが、ファーストコンタクトの感触は悪くなかったという。 「初めてお会いして、なでしこリーグに非常に興味があるとおっしゃっていました。シーズンが終わるまでは回答ができないということでしたけど手応えはあったし、滝川二高でアマチュアの指導経験があって、Jリーグでも監督やヘッドコーチを歴任してきたうえに、日本語も堪能という魅力的な方。チームを大きく変えないといけない時に、理想的な人物がINACの監督になってくれたと思います」  2019年12月にエンゲルス監督の就任が正式決定。INACは「NEW CHALLENGE~すべては勝利のために~」というスローガンを掲げた2020年、4年連続得点王のFW田中美南、中盤のマルチプレーヤーであるMF阪口萌乃、2012年U-17ワールドカップ出場歴を持ちボール奪取を得意とするMF西川彩華ら、各ポジションに実力者を獲得した。  昨季リーグ総得点28、1試合平均1.56点(ベレーザは総得点59点、1試合平均3.28点)にとどまった得点力不足の解消だけでなく、攻守両面で「積極的なサッカー」を打ち出す。安本社長は、なでしこリーグを盛り上げるためにも、サッカーの一番の魅力であるゴールを数多く狙って欲しいと語る。 「チーム(監督、コーチ)としては1-0、2-0で勝ちたいでしょう。でも、私は1点取られたら2点、2点取られたら3点、4点取られたら5点という、得点で圧倒的に上回るサッカーをしてほしいと考えています。失点が少ないに越したことはないし、もちろん戦術も大事ですけど、ゴールが決まるシーンをお客さんに見てほしいです。魅力があって一番盛り上がるのは、やはり得点が多い試合ですから。ゲルト監督は経験も豊富だし、引き出しも多い。そういうサッカーを体現すべく、選手たちは今、監督の指導に一生懸命ついていっています」

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