【EL】久保建英は積極性光る 2試合連続アシスト、Rソシエダードの勝ち点3獲得に貢献
<欧州リーグ:Rソシエダード3-0ディナモ・キーウ>◇12日◇1次リーグ第6節◇レアレ・アレーナ 【サンセバスチャン=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(23)の所属するレアル・ソシエダード(スペイン)は、ホームでディナモ・キーウ(ウクライナ)に3-0で快勝した。定位置の右サイドで先発した久保は1アシストを記録し、後半12分までプレーして勝ち点3獲得に貢献した。 久保の積極性が目立った。開始1分、ペナルティーエリア内まで進入し、いきなりヘディングシュートを放った。その後、クロスやシュートを狙っていき、24分にペナルティーエリア内でベッカーのゴールをお膳立てした。 久保はその後も果敢にドリブルを仕掛けていき、同34分にペナルティーエリア内で1人かわして右足でシュートを打つが、惜しくもGKにセーブされた。さらに同41分、再びドリブルからゴールチャンスを得るも、左足のシュートはDFにブロックされた。 久保は後半も右サイドを起点にプレーして同9分にスルーパスを出すが、FWオヤルサバルがトラップミス。同12分にMFマグナセライアとの交代でピッチを去った。 久保は特に前半、積極的に攻撃に絡んでいき、欧州リーグ2試合連続のアシストを記録してチームの勝利に貢献。久保は試合後はコメントを残さず、会場を後にした。 チームは公式戦5連勝および5試合連続のクリーンシートを達成した。欧州リーグ・1次リーグ成績は6試合3勝1分け2敗の勝ち点7で12位にステップアップし、ラウンド16にストレートインできるトップ8入りが射程に入っている。アルグアシル監督は「我々はまだベストのレベルには程遠いが、このチームは完全に成長している。結果が出たからといって胸を張ることはできないし、結果が出ていない時も頭を抱えることはなかった。良い時も悪い時も冷静になり、バランスを保たなければいけない」と気を引き締めた。