【仕事と流産の関係・低用量ピルを知ろう】自分を責めないためにも正しい知識を!
『“いつか子供が欲しい”と思ったときに知っておきたいこと』
いつか結婚して子供を持ち、家族を作る……多くの読者がそんな未来を“当たり前のこと”と思っているかもしれません。でも、いざ子供が欲しいという段階になってから準備したのでは遅いことも。 最新【妊活・子育て】に関する記事一覧はこちら そこで今、みなさんに知っておいてもらいたい妊娠・出産に関することをまとめました。今回は働きながらの妊娠では特に不安に思うかもしれない流産について。そしてコンドームよりも確実な避妊法について解説します。
妊娠中の仕事と流産に相互関係はない!
自分を責めないためにも正しい知識を! 流産経験者から「あのとき仕事をやめていれば」という後悔を聞くことはあります。が、流産と仕事はほとんど関係なし。安静にしていても起こりうることだと、心にとめておきましょう。
先輩withLabメンバーの体験談
Tさん(33歳) 想像もしなかった不育症で2度の流産を経験 自分が妊娠をしても流産を繰り返す「不育症」の疑いがあると分かったのは、2回目の流産をした後。想像もしていなかった事態に、なかなか立ち直ることができず、仕事も辞めてしまいました。 でも不育症は事前に分かっていれば、薬や注射で対処できる。そう知ってから気持ちが前向きに。楽ではありませんでしたが、その後2人の子供に恵まれました。妊娠・出産は、決して“当たり前”のことではない、奇跡なんです。
\覚えておこう/ 妊娠の15%は流産してしまうのが現実……
「妊娠初期は安静にしていても流産しやすいもの。とくに40代になると4~5割が流産します。これは防ぐ方法がありません」(産婦人科医 宋先生)
今すぐに子供を望まないなら低用量ピルで確実な避妊を!
卵巣を休めることで、将来の妊娠に備える効果も! 避妊=コンドームがあれば確実と思い込んでいる人も多いですが、コンドームはあくまで性感染症を防ぐためのもの。将来妊娠を望むならば、子宮を守ってくれる効果もある低用量ピルやIUS(子宮内避妊用具)を使うのが確実。
Q.いつかの妊娠に備えるために今から卵子凍結保存を考えておくべき?
A.高齢になっても妊娠率は上がりますが絶対に妊娠する保証はありません 「ライフプランに合わせて、卵子凍結保存は一つの選択肢ではありますが、保存には高額な費用がかかるのも事実。with世代の女性なら卵子凍結を考えるよりも先に、定期的な婦人科検診を習慣づけましょう」(宋先生)