炎上事故に巻き込まれたグロジャン「僕は大丈夫」両手に包帯も…指を動かして軽傷アピール
29日のF1第15戦バーレーンGPで炎上事故に巻き込まれて病院に搬送されたハースのロマン・グロジャン(34)=フランス=が30日、チームの公式ツイッターにビデオメッセージを寄せ、やけどを負った両手に包帯などを巻いた痛々しい姿を見せつつも元気に笑みをふりまいた。 「こんにちは、皆さん。僕は大丈夫だと言いたい」。病床で酸素チューブを鼻に取り付けられている状態ながら、両手の指を小刻みに動かして軽傷だったことをアピールした。 事故は1周目に発生。他車と絡んでガードレールに激突した拍子でマシンは火柱を上げ、運転席後部から真っ二つに裂けた。一歩間違えれば、自分の生命も危うかったが、運転席を覆う鼻緒のような保護装置のハロが身を守ってくれた。「もしこれがなかったら、僕はこうやってしゃべることができなかっただろう」と車両の安全性の高さを改めて実感した様子だ。 チームは2週連続でバーレーンで開催される次戦サヒールGP(12月6日決勝)にグロジャンの代役としてブラジル国籍の新人ピエトロ・フィッティパルディ(24)を起用すると発表。元F1王者のエマーソン・フィッティパルディさんを祖父に持つ選手で、2018年には日本のスーパーフォーミュラにも参戦した。
中日スポーツ