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「Go To」キャンセル料補償に「よかった…」 苦境の旅館・ホテルは安堵 千葉県内

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千葉日報オンライン

 22日からスタートするという土壇場で、東京除外に伴う宿泊等のキャンセル料を補償する方向で調整に入った観光支援事業「Go To トラベル」。除外発表後から予約のキャンセルが相次ぎ、苦境に立たされる千葉県内観光地の宿泊施設は「よかった」「心強い」と安堵(あんど)している。    「これで安心してお客を迎え入れることができる」  胸をなで下ろすのは1899(明治32)年から続く老舗旅館「魚拓荘鈴木屋」(南房総市千倉町)の4代目、鈴木健史さん(59)。  東京除外が決まって、東京からの予約キャンセルが入るように。宿泊客の3割は東京からで、大きな痛手となるが、補償方針が決まったことは「非常に心強い」。  「もしも予約客が当日に熱を出してキャンセルした場合、『キャンセル料がかかる』と言うのは心苦しい。新型コロナウイルスの感染拡大防止にもつながってくる」と話した。  御宿町の旅館「大野荘」の大野和美女将(おかみ)も「すごくうれしい」と声を弾ませた。  キャンペーンに伴い予約は入り始めたが、除外発表後は都内だけでなく、都内を通過する埼玉県からの予約もキャンセルが相次いだ。それでも「これまで新型コロナが理由のキャンセルについてはキャンセル料を頂いてこなかった」という。  大打撃に、このままでは廃業の不安が頭にちらつくほどだったが、「土壇場で国が補償を決めてくれたのは、苦しい経営の助けになる。国の財政も厳しいだろうが、私たちに気を遣っていただきありがたい」と感謝した。  東京五輪のサーフィン会場・釣ケ崎海岸に近い一宮町の「ホテルくじゅうくり」杉本春枝総支配人も「良かった」と声を弾ませた。  五輪延期の影響もあって、オープン以来平日の予約はほぼゼロで、7、8月の予約もこのところキャンセル続き。補償は「経営の助けになる」という。  そのうえで「東京発着の除外により、世間では都内在住者について『新型コロナ感染者』のイメージを持たれ始めている。国は一刻も早く新型コロナを収束してこの風評を払しょくし、誰もが平等に『Go To トラベル』を使って楽しい旅ができる雰囲気にしてほしい」と求めた。

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