11月開園の「ジブリパーク」最新情報&公開イメージ図で期待ふくらむ!
現在、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)内に建設中のスタジオジブリの新パーク「ジブリパーク」の開園が11月1日に決定。27日には、記者発表会が行われ、工事中の一部施設の様子が公開された。公園内に登場する5つのエリア、その気になる内容とは…。 【画像】「ジブリの大倉庫」完成イメージ まずは、11月1ににオープンする3つのエリアを紹介。「青春の丘」は、見晴らしのよい丘を生かしたエリア。『耳をすませば』の「地球屋」と「ロータリー広場」、さらには『猫の恩返し』の「猫の事務所」なども登場。 丘陵に立つ「地球屋」は、広場側から見ると2階建てだが、実際には地下1階を備えた3階建て。丘陵側のデッキに立てば、主人公の気分に浸れそう。「ロータリー広場」には電話ボックスや掲示板も設置。「猫の事務所」の家具や小物もミニチュアサイズで制作する。細かい部分まで、作品の世界観を楽しめそうだ。 このエリアでは他にも、既存のエレベーター施設を『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』などの世界観を思わせる、19世紀末の空想科学的要素を取り入れたデザインに改修した、エレベータータワーもある。 「ジブリの大倉庫」は、もとは屋内温水プールだった施設を改修した屋内エリア。過去の展覧会で作った制作物などをはじめ、スタジオジブリが手掛けてきたさまざまな作品を収蔵・展示する。ジブリの「倉庫」を覗くワクワク感はもちろん、和洋折衷の不思議な建築空間をめぐり歩けば、いろいろなジブリ作品の世界観に迷い込んだような体験ができそうだ。このエリアには、『借りぐらしのアリエッティ』に登場するアリエッティと家族が暮らす家や、彼女たちが見た植物の茂る家を大きなセットで表現するほか『天空の城ラピュタ』に登場する廃墟となった庭園や、6メートルサイズの空飛ぶ巨大な船も設置。 他にも展示室、猫バスなどが置かれる子どもの遊び場、売店やカフェ、収蔵設備などが整備される。建設中の段階でも、タイルアーティストが手掛けた色とりどりのタイルが貼られた壁面や、大きな目玉がデザインされた建物などが見て取れ、早くも完成が待ち遠しい。 「どんどこ森」は、愛・地球博(2005年)の際に作られた「サツキとメイの家」を中心とした、昭和の田園の景観が広がるエリア。小学校低学年までの子供が中に入って遊べる「どんどこ堂」や散歩道など、映画の世界観を、よりさまざまに楽しめる演出が登場する。 上記3エリアに加え、1年後には「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアもオープンする予定。「もののけの里」は『もののけ姫』のエミシの村とタタラ場をもとにした和風の里山的風景をイメージし、体験学習施設や、「炭焼き小屋」、休憩所などを整備する。 「魔女の谷」は、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』などの北ヨーロッパ風の空間をイメージし「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地、レストラン棟などが作られる。 自然豊かな記念公園の中で、のびのびとスタジオジブリの世界観を楽しめる「ジブリパーク」。入場は事前予約制で、予約開始は今年の夏ごろを予定。また、公園事業の一環として、入場料は一般的なテーマパークより安い価格帯となるもよう。2月1日12時にはジブリパークの公式サイトもオープンする。