ヴェネチア映画祭最優秀新人賞受賞 『ベイビーティース』新星俳優のインタビュー映像公開
2月19日公開の映画『ベイビーティース』より、トビー・ウォレスのインタビュー映像が公開された。 【動画】インタビュー映像 本作は、病を抱える16歳ミラの最初で最後の恋を描いた、切なくも美しいモーメント・ラブストーリー。病を抱える16歳のミラは、孤独な不良青年モーゼスと出会い恋に落ちる。ミラの初めての恋を両親は心配し猛反対するが、ミラは怖いもの知らずで自分を特別扱いせずに接してくれるモーゼスに惹かれ、彼との刺激的でカラフルに色づいた日々を駆け抜けていくが……。 主人公のミラを演じたのは、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエリザ・スカンレン。本作でヴェネチア国際映画祭最優秀新人賞、マラケシュ国際映画祭最優秀俳優賞、オーストラリア・アカデミー賞主演男優賞を受賞したウォレスがモーゼス役を務めた。メガホンを取ったのは、本作が長編デビュー作となったシャノン・マーフィー。カラー写真の先駆者ウィリアム・エグルストンの写真から着想を得て、映像デザインにこだわった。 ウォレスは、ミラとモーゼスのラブストーリーについて、「偶発的で一目惚れの要素もありながら、大人へと成長する間際の恋愛でもある」と表現。「ミラに残された問題が限られているので、モーゼスは逃げずに彼女の問題に向き合わなくてはいけない」と、自身の役どころについて語っている。また、本作の見どころについて、“美しいラブストーリー”であると同時に、”胸を締め付けられる親子愛”を挙げる。「僕は子供に対する親の愛がどんな感じなのかまだ理解するフリすらできないけど、この映画を撮り終えた後ではそれを垣間見ることができた様に思う」と本作を通して得たものを明かしている。 イギリス出身で24歳のウォレスは幼少期にオーストラリアに移住し、『シークレット・オブ・ハロウィン』ほか数々のオーストラリア映画に出演。2019年には、『500日のサマー』のマーク・ウェブが手がけたNetflixシリーズ『ザ・ソサエティ』にもメインキャストとして登場した。本作以降では、『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督がセックス・ピストルズを描くミニシリーズ『Pistol(原題)』への出演が決定している。
リアルサウンド編集部