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「東京アラート」でもレインボーブリッジの色が変わるだけ? 都民への警鐘、どう受け取るか

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BUSINESS INSIDER JAPAN

感染対策のブレーキの踏み遅れは命取りに

東京都では、3月25日以降、4月中旬まで新規感染者が一日あたり最大200人程度まで増加し、その後やっと収束していった。 5月29日に開催された専門家会議では、新規感染の「感染時期」のピークは4月1日頃であり、3月下旬にかけての休業要請や外出自粛などが、それ以降の実効再生産数(1人の感染者が感染症をうつす人数)を低下させる要因の一つだったとの見解を示している。 もし今後、3月下旬以降と同じように感染が再び広がってしまうのだとすれば、今のような感染状況の時期に感染対策を怠ってしまうと、感染ピークは4月中旬よりも大きくなってしまいかねない。 東京都庁総合防災部の担当者にこの疑問をぶつけてみると、 「当時と同じ状況かどうかというような評価は、現段階ではしていません。状況については、引き続きモニタリングを続ける中で確かめていきたい」 と、第1波との状況の比較については明言しなかった。 実際、東京アラート発動翌日となる6月3日に新たに確認された感染者は12人。3月末の状況と比べると、感染者の増え方は落ち着いているようにも見える。ただし、この先の見通しは気を抜けない。 「ウィズ・コロナ」を掲げ、新型コロナウイルスと共生する生活スタイルを確立する上で、感染症対策のブレーキを踏むタイミングが遅れてしまうと、感染拡大に歯止めが効かなくなってしまう恐れがある。一方で、ここで再び緊急事態宣言下のような生活スタイルに戻ってしまっても、経済が立ち行かなくなってしまう。 リスクをゼロにすることはできない以上、私達にできることは、念入りな手洗いや、3密を避け続けるといった可能な限り感染のリスクを減らす行動を取り続けながら、絶妙なバランスの上で生活することだけなのかもしれない。 (文・三ツ村崇志)

三ツ村 崇志