「核兵器は人類と共存できない」ノーベル平和賞授賞式で日本被団協・田中熙巳さんがスピーチ
■戦争・紛争が続く今…平和への思い
長濱ねるさん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「来年戦後80年というこのタイミングで、受賞されたことは本当に意味があると思いました。戦争や紛争がなかなかなくならない今だからこそ、世界がまだ平和を諦めていない、戦争に対してNOを突きつけているというメッセージをしっかり感じることができました」 「私自身、長崎出身の被爆3世として、小学生の頃から平和活動、平和学習を受けてきました。原爆が投下された時間には、私も毎年、黙とうするようにしています。しかし上京すると、その日・その時間に対して周りとの温度差を感じることもありました。だからこそ今回の受賞は本当にうれしかったです。改めて私自身が下の世代に、皆さんの思いをきちんと語り継いでいかなければいけないなと思いました」 藤井貴彦キャスター 「スピーチをした田中さんは今でこそ92歳ですが、スピーチをし、語りかけたのは13歳の田中少年の記憶です。今日、世界中に平和のバトンが広がりました。被爆した少年たちが手渡し続けたこのバトンを、世界中の人が受け取ってくれることを願っています」 (12月10日放送『news zero』より)