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2.5次元てんこ盛り『戦国炒飯TV』人気舞台俳優を多く生んだ伝説再び

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 我ながら気がつくのが遅くて、地団太を踏んでいる。2010年4月から2012年9月まで放送されていた伝説のバラエティ番組『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~』(tvkほか)のスタッフが、8年の時を経て再集結した『戦国炒飯TV~なんとなく歴史が学べる映像~』(TOKYO MX・BS11ほか)が、8月から始まっているではないか。うれしいうれしい! 【動画】木津つばさほか、人気2.5次元俳優集結「うつけ坂49」  実際に人気のあるテレビや職種、アーティストを、戦国武将の性格とマッチさせるパロディの切れ味は『戦国鍋』からまったく衰えず。スタッフの底抜けの戦国愛と、現代に置き換えるアイディア。そしてそれを、良質の歴史バラエティとして成り立たせているキャストのパフォーマンスは素晴らしい。ここからまたスターが生まれると確信している。  というのも、10年前の『戦国鍋』で光り輝いた主要メンバーは、今その多くが舞台やドラマで主役級の活躍をしているのだ。特にカリスマ性を見せた相葉裕樹(33)は『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役が大好評だし、村井良大(32)もミュージカルで活躍。今年1月は、木村拓哉(47)主演の『教場』で味のある演技を見せていた。私が歌声の滑らかさにビビりまくったユニット“SHICHIHON槍”のカト君(加藤清正)を演じた平方元基(34)は、10月、帝国劇場のミュージカル『ローマの休日』でジョー・ブラッドレー役を演じる。観たい!  そして、鈴木拡樹(35)。姉に勧められ『舞台 刀剣乱舞』の三日月宗近役を観たときに震えた。「あれっ、『戦国鍋』の『敦盛2011』の蘭丸じゃないか、当時のまま麗しい……!」と。彼の、非現実な役柄を“役柄”とは思わせないシンクロ具合は、『戦国鍋』の経験が役立っているはず! と私は勝手に思っている。

■2.5次元俳優との相性の良さ

 そもそも、まだ2.5次元という言葉がなかった約10年前、その先駆的な役割を『戦国鍋』は「なんとなく」担っていた気がする。  異世界であることを感じさせながら、違和感を与えず役になり切る必要がある2.5次元の舞台と、歴史と「もしも」と「あるある」が融合した『戦国鍋・戦国炒飯』は似ている。誰かが自分のやり方を前に出すと世界が壊れる。ドッとシラケてしまう。演じるには特殊な才能が必要だ。『戦国炒飯』コーナー「ミュージック・トゥナイト」のアイドルグループ「うつけ坂49」で森蘭丸を演じる木津つばさ(22)ほか、多くの2.5次元の人気俳優たちが番組を盛り上げているが、どんどんキャリアを伸ばしていくだろう。  若手に負けじと、ベテラン俳優も“古田織部のひょうげ御殿”などで「どこまでがアドリブなの?」と二度見するほど巧みな演技を見せている。まさに、どの具もおいしい『戦国炒飯』。懐かしい『戦国鍋』の動画も併せて楽しみながら、なんとなく歴史を学んでほしい。ちなみに私は『戦国鍋』のおかげで、10年たった今でも、七本槍と天正遣欧少年使節の全員の名前が、そらで言える!(田中稲)

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