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車いすバスケ、東京パラ除外問題のその後。連盟が現状を報告

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TOKYO HEADLINE WEB

日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)は22日、報道関係者向けにリモート説明会を行い、同競技が東京パラリンピックから除外される可能性がある問題や、その要因となったクラス分けについて、現在の状況を報告した。 車いすバスケットボールのクラス分けを巡っては、今年1月、国際パラリンピック委員会(IPC)が国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)のクラス分けがIPCの定める基準を順守していないとして、同競技を東京パラリンピックの実施競技から除外する可能性があると発表。IPCは障害の軽い4.0と4.5のクラスについて、IWBFの定める基準を問題視しており、5月29日までに東京パラリンピックに出場する可能性のある同クラスのすべての選手を再評価するよう求めた。 発表を受け、IWBFのメーレンス会長は「あらゆる手段を講じる」などと談話を発表し、基準に適応する考えを表明。3月にはIPCとIWBFが共同で声明を発表し、再評価へのプロセスは順調に進行しているとした。その後、新型コロナウイルスの影響で再評価の手続きに遅れが生じていたため、期限を5月29日から8月1日に延期。IWBFによれば、現在、各国の対象選手134名のうち75%の選手の手続きが完了しているという。 説明会では、まずJWBFの宮本事務局長が現在の状況を報告した。1月のIPCの発表を受け、JWBFでは2月、全国の医療機関と連携して対象となる選手の医学的な書類や検査結果などをIWBFに提出。6月18日には、手続きが完了した選手の再評価の結果通知をIWBFから受け取ったとした。対象となった選手の人数や、結果の内容については、選手の気持ちやプライバシー配慮の理由から公表されなかった。

クラス分け基準の違い

今回問題となったIPCとIWBFによるクラス分けの基準の違いについて、西川クラス分け部長は、両組織における障がいの捉え方の違いをそれぞれ説明した。 IPC は、選手の健康状態や機能障害で東京パラリンピック参加要件の有無を確認しているのに対し、IWBFでは、下肢に障害があることが認められ、健常者選手としてランニングバスケができないなどの活動制限があることを参加要件の基準としていた。このため、IPCはIWBFの認定がIPCの規定に合致しているかどうか、選手の健康状態や機能障害を、X線やCT、MRI検査などで客観的に示すことを求めていると説明した。 西川部長は「パラリンピックスポーツは選手・チームに対して公平であることが原則。機能障害が軽いから勝利するものではない。IPCの再評価をしっかり受けて、パラリンピック参加要件を満たしていきたい」と語った。

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