<種崎敦美>「ダイの大冒険」ダイ役の葛藤 “仲間”に助けられ
人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの世界観、設定を基にしたマンガ「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の新作テレビアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」で、主人公・ダイの声優を務める種崎敦美さん。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1989~96年に連載された人気作で、1991~92年にテレビアニメが放送されており、約28年ぶりにアニメ化される。長きにわたって愛され続けており、種崎さんにとっても子供の頃から好きだった特別な作品だという。人気作の主人公、思い入れのある作品ということで、プレッシャーが大きく、葛藤もあったという種崎さんに、同作への思いを聞いた。 【写真特集】「ダイの大冒険」新作 どうなる!? 種崎敦美が熱く語る 写真を一挙公開
◇子供の頃から夢中に 大人になって気付いた魅力も
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」は、三条陸さんが原作、稲田浩司さんが作画を担当し、堀井雄二さんが監修。「週刊少年ジャンプ」で1989~96年に連載された。少年・ダイが、魔法使いのポップたちと魔王を倒すために冒険する姿が描かれた。コミックスの累計発行部数は約4700万部。新作テレビアニメは、テレビ東京系で10月3日から毎週土曜午前9時半に放送。
種崎さんにとって「ダイの大冒険」は子供の頃から見ていた特別な作品だった。
「小さい頃に家族みんなでアニメを見ていました。アニメの放送が終わった後、姉の本棚にあった原作も読んでいました。技が格好いいな!とアニメを見ていたのですが、マンガを読んで、ストーリーをちゃんと理解するようになりました。ロモス城でポップが声援を受けて『ご声援、ありがとうございます!』と言うシーンがあるのですが、子供だったこともあって、アニメを見ている時は『ご声援』が『5000円』だと思っていたんです。お金もらっていたんだ……と(笑い)。原作を読んで『ご声援』と分かったり。今思えば、当時は、ポップとマァムの恋愛模様を見ていたのかな?」
新作アニメのオーディションの前に原作を読み返し、「子供の頃と変わらず夢中になりました」という。