滋賀出身「シナリオアート」半泣きしたBIGCATでワンマン
東京は関西とはちゃいますか?音楽以外に戸惑ったことは?
──やっぱり東京は関西とはちゃいますよね。音楽以外にも戸惑ったことありますか? クミコ:だいぶ違いますね。基本的に“戦いの街”なんで、みんな…… コウスケ:ギラギラしてる。 クミコ:目をギラつかせながら急いでる。 コウスケ:でも基本的に滋賀県の雰囲気は好きなんですけど、人生のうちにちゃんと戦う時間はないとあかんなと思ってたので、今は今ですごくいいと思ってますね。 ──上京したことでやっぱり曲に変化が出たりしましたか? クミコ:だいぶ…… コウスケ:リアルになりました。もともとファンタジックな方向だったのがどんどんより身に近いことになっていきましたね。 ──これまでの活動の中で、印象的やったのが同じ関西のKANA-BOONとのコラボ(スプリットシングル「talking/ナナヒツジ」)でした。KANA-BOONのことは意識したり刺激になっていますか? コウスケ:(メジャーデビューのきっかけとなった)キューンのオーディション(2012年)のもう少し前からライブはよく一緒にしてて。 クミコ:でも対バンしてたころは「KANA-BOON、何その名前?」とか言うてて(笑)その頃、キューンオーディション以外でも会って、あれまたいるみたいな感じで。キューンオーディションで最終的に直接戦ってKANA-BOONが優勝。私たちが優勝したかったっていう気持ちもあったんですけど、関西で同世代っていうことでKANA-BOONでよかったなって思いもして。そうしてデビューしたのでほぼ同期。KANA-BOONはどんどん人気が上がっていって(武道館とか)大きいとこでライブもしているから、そういう意味では刺激というか「くそー負けてられへんな」みたいな。いいライバルになってると思います。 ──そのスプリットシングルはどちらもええ曲でした。 コウスケ:むちゃくちゃいい曲になりましたね、お互いに。