介護される準備としてVIO脱毛したら「素直に面白い」!54歳人気漫画家が明かす加齢と推し活の日々
娘と一緒に推し活で勢いづいた
――最後の「3K」は「韓国」ですね。漫画を読む限り、かなりの推し活をしていたようですが……。 「始まりはコロナ禍の年の12月。歌番組に出ていたBTSがきっかけです。その姿がテレビに映し出された瞬間に、娘と二人で飛び起きて……。年末にはドラマ『愛の不時着』にもハマって、『韓国! うおおおおおおおお!』ってなりました(笑)」 ――なんでそんなにハマってしまったのでしょうか? 「娘と一緒にってところで勢いづいちゃって課金しやすくなったんだと思います(笑)。 ただ、今BTSは兵役中(編集部注:取材当時。現在はJINとJ―HOPEが兵役を終えた)なのでチケット争奪戦もグッズ販売もなく、推し活的にはわりと平和な日々を過ごしていますよ」
自分でもアホみたいなことしてるな~
――ハマり始めてから3~4年は経っているわけですもんね。 「でも、まだ韓国語を習ったりしているのでアツアツではあります。習い始めた理由は、BTSの兵役が終わった時に韓国語でおしゃべりしたいからなんですけど(笑)。 自分でもアホみたいなことしてるな~とは思っていますよ。推しの誕生日に推し活仲間と飲み会をしたり。自分の人生でここまで沼ることなんてなかったから驚きです」 ――とはいえ、推し活を通じて世界が広がることって楽しいし大事なことですよね。 「そうなんです。今となっては韓国語、すごく面白いって思ってるんですよ。こんなに近い国なのにわからないことが多かったり、それでも日本と同じように中国由来の言葉だってことも感慨深い。ハングル文字もカワイイなって思います。 ちなみに、娘は最近は宝塚に推し変しています(笑)」
実写化の話は軽く詐欺だと思っていた
――6月21日には、伊藤さんの著書である『おいピータン!!』を原作とした映画『おいハンサム!!』が公開されましたね。 「もう10年くらい前から山口雅俊監督から実写化の話をされていたのですが、軽く詐欺だと思っていたんですよ。 でも、私がちょうど『闇金ウシジマくん』のドラマにハマった時に、山口監督がドラマも映画もつくっていることを知って、ようやく自分への依頼も詐欺じゃないと気付いたという(笑)」 ――実写化にあたり、タイトルや登場人物も原作漫画からかなり変わっていますが、そこに抵抗はなかったのでしょうか。 「私は漫画と実写は別物だと思っていたし、最初から『伊藤さんの漫画をいろいろと混ぜたい』と言われていたので、どうぞどうぞって感じでしたね。 キャスティングにも口は出さない。脚本にも何も言わない。タイトルもおまかせ。漫画の通りじゃない方がいいとも思っていました」