【NFL】史上初のホームでスーパーボウルを戦うチームになったバッカニアーズ
タンパベイ・バッカニアーズは試合をプレーすることさえなく、スーパーボウルの歴史に1ページを刻んだ。グリーンベイ・パッカーズに31対26で勝利したバッカニアーズは、NFLの歴史上で初めて、自分たちのホームスタジアムでスーパーボウルを戦うチームとなった。バッカニアーズは現地2月7日(日)[日本時間2月8日(月)]に、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアムでカンザスシティ・チーフスと対峙する。 【動画】2020年カンファレンス:バッカニアーズとパッカーズが激突
タンパベイはカンファレンスタイトル戦にかかっているスーパーボウルへの道以上のものを十分に把握していた。レイモンド・ジェームス・スタジアムの陰で活動し、スタジアムや街中に第55回スーパーボウルの看板が飾られる中でトップシードのパッカーズとの試合に備えていたバッカニアーズに、ヘッドコーチ(HC)のブルース・エリアンスは先週、目の前にある試合より先を見据えることの危険性を警告している。
だが、今ならエリアンスHCも先を見ることに満足だ。
カンファレンスタイトル戦を制したエリアンスHCは、バッカニアーズのファンに向けて「われわれはホームに向かう。勝つためにホームに向かうんだ」と呼びかけていた。
バッカニアーズはハーフタイムまでに28対10でリードし、ランボー・フィールドが数を制限して動員していた観客を驚かせている。その後、仕上げはバッカニアーズ守備陣の仕事となった。時計が終了を告げる頃にはクオーターバック(QB)トム・ブレイディがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)初制覇を果たし、自身10回目のスーパーボウル参戦への切符をつかんでいる。
今回はユニフォームが違う。そして、ホームでの戦いであるところが違う。とは言え、目指すところはいつも変わらない。
ブレイディは現地24日(日)に「チーム全体にとって長いプロセスだったし、今日はとにかくチームの最高の努力だった。少し散発的なプレーだったけど、ディフェンスが最高に素晴らしかったし、それは2週間後にもう1度必要になるだろう。ビッグゲームだとは分かっているけれど、ちょっとの間は楽しみ、それから誰であれそのチームと戦う準備をする。すごい試合になるだろう」と語った。