小池都知事が記者会見4月17日(全文2完)コロナとの戦いは始まったばかり
東京都の小池百合子知事は17日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2020年4月17日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見 ◇ ◇
都市部からの人の移動による感染拡大をどう受け止めるか
朝日新聞:知事、ありがとうございました。朝日新聞の【カド 00:26:49】と申します。幹事社から2点ほど、新型コロナに関して質問があります。まず1点、安倍首相が昨晩、新型コロナに対応する緊急事態宣言の対象区域を全国に拡大しました。その理由の1つとして、東京などの都市部からの人の移動で感染が広がっていることが挙げられました。このことへの知事の受け止めと、こうした感染拡大を防ぐために都知事としてどのような呼び掛けをしていくおつもりでしょうか。 小池:国の考え方で進めてこられているわけですけれども、今回の対象地域の拡大というのは全国においても感染拡大の傾向が見られるという現実。特に大型連休をこれから控えているわけで、それに対して人の移動を最小化しておこうという、そういう考えがあるのではないかと、こう考えております。 都はこれまでもスピード感を持ってさまざまな対策、補正予算の編成なども行ってまいりましたが、都民の皆さんには、あらためて外出自粛の徹底をお願いすると。それから休業補償の対象となります事業者にも引き続きのご協力を強くお願いをしてまいりたいと考えております。それから、やはり全国的に広さから言うとカリフォルニア州1州ぐらいの大きさでありますから、それはそれで1つの考え方だと、このように思います。
所得制限がない一律給付は効果があるのか
朝日新聞:ありがとうございます。もう1点、これも昨日、新型コロナへの経済対策として取得制限を設けずに一律10万円を給付する考えを安倍首相が表明しました。当初、政府内では低所得世帯向けに30万円を給付する案が検討されていました。こうした給付対象の見直しについてのご所感を教えてください。また、所得制限がない一律給付の効果についてどのようにお考えでしょうか。 小池:これも国の政策として、これまでのいろんな議論などを積み重ねてこられたご判断だというふうに思います。これは、どの地域であれ不安に思っておられる方、全国におられるということからも、不安の解消に役立つというご判断だと思います。都としても分かりやすい形で、国のこういった補助であったり支給金、それから都としてのさまざまな中小企業や、また個人の皆さま方に対してのさまざまなサポートがございますので、できるだけ分かりやすくあなたの場合はどうなるんだということは、分かりやすい形でお伝えをする。そのことが安心につながったりするのではないかと考えておりますので、皆さま方にはご協力をお願いするとともに、こういった形でセーフティーネットがありますということをお伝えしていきたと考えております。 朝日新聞:ありがとうございます。幹事社からの質問は以上です。このあと質疑応答に移りたいと思います。知事からの指名を受けたあとで、社名、指名を名乗った上、質問を始めてください。