維新・吉村氏と国民民主・玉木氏が「党首会談」 参院選対応など協議
日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)と国民民主党の玉木雄一郎衆院議員(代表の役職停止中)は13日、玉木氏の国会内の事務所で会談した。来夏の参院選をめぐり、吉村氏は1人区での野党候補の一本化に向けた予備選挙を呼びかけたが、玉木氏は否定的な考えを示したという。 【写真】記者会見で質問を聞く国民民主党の玉木雄一郎氏=2024年11月19日午前11時11分、国会内、岩下毅撮影 両氏が直接会談するのは、吉村氏の代表就任後初めて。吉村氏が府知事の公務で上京した機会に、会談が実現した。 関係者によると、吉村氏は、代表選で掲げた野党間の予備選を提案。だが玉木氏は、国民民主は複数区と比例区への擁立に注力する方針のため「意義がない」と否定したという。 また吉村氏は、国会で議論が進む政治改革をめぐり、維新や立憲民主党が訴える企業・団体献金の禁止にも賛同を求めた。これに対し、玉木氏は「立憲が『抜け穴』のない完全廃止とするなら賛同するが、そうではないので難しい」と述べたという。立憲案が「政治団体」を対象外としていることを念頭に置いたとみられる。 不倫問題が発覚した玉木氏は今月4日、党代表の役職停止3カ月の処分を受けている。(松井望美)
朝日新聞社