片付けのプロが伝授! キッチンで今すぐ捨てるべきもの10
賞味期限切れのスパイス
調味料の墓地のようになることが多いスパイスラック。「コネチカット州のお宅でキッチンを整理していたとき、ニューヨーク市内のスーパーで買ったスパイスを見つけました。でも、その方がニューヨークにいたのは15年前のことでした」と話すウルゴさん。(この記事のリサーチのために自宅のスパイスの引き出しを整理しようとしたこの記事の著者は、9歳になる一番下の息子よりも古いローリエの瓶を見つけて愕然としたそう。)期限切れのスパイスを食べても体調を崩さないかもしれないけれど、効果も風味も薄れているはず。「なかには販売期限を1年過ぎても保存できるスパイスがありますが、それより古いものを見つけたら廃棄しましょう」とウルゴさんはアドバイスする。
不揃いのタッパーウェア
キッチンの整理整頓を改善するために発明されたタッパーウェアだけど、逆効果になっていることも少なくない。「タッパーウェアに目がない人は多く、たくさん持っているうえに、たとえ蓋がなくなっても捨てません」と話すウルゴさん。丸い容器3つと四角い容器3つだけを残して、不揃いの容器は廃棄しよう。容器の蓋がなくなるのを防ぐには、「蓋をつけたまま保管してください」とフィッツジェラルドさんはアドバイスする。
使わなくなった小型キッチン家電
当時はいいアイデアに思えたインスタントポット。バイタミックスもそうだった。そしてエアフライヤーも! けれど、実際今どれくらいの頻度で使用している? 「私の経験では、もっとも使われていない家電はジューサーです」と話すのは、「アット・ホーム・ウィズ・ニッキー」の創設者で、『ビューティフリー・オーガナイズド』の著者であるプロの片付けアドバイザーのニッキー・ボイドさん。「新年の抱負と健康的な習慣に対する願望から、一年の初めにジューサーにお金を使う人がいますが、使用後のジューサーのメンテナンスと洗浄に手間がかかることに気付くと、その熱意はすぐに薄れてしまいます」 コネチカット州ニューヘイブンにあるレストラン「ジョーイア」のエグゼクティブシェフ兼共同創設者であるアヴィ・ザピオさんは、ホームベーカリーもキッチンの邪魔者になりやすいと話す。「パン作りに興味を持っても、その熱が数か月しか続かなかったとしたら、ホームベーカリーは単にスペースをとるだけになります」戸棚の中でほこりを被っているキッチン家電は寄付して、今使うもののスペースを作ろう。