神奈川県・黒岩知事が定例会見4月22日(全文3)やりきれない思いでいっぱい
新しい治療方針の指針をつくろうとしている
きのう聞いて、なるほど、そういうもんかなと思ったのは、感染症の専門家のアプローチと、呼吸器系の専門家のアプローチと、救急医療専門のアプローチと皆さんやっぱり少しずつ違うらしい。そういう皆さんの今まで培ってきたものを今まとめていこうとしてて、新しい治療方針の指針みたいなものをつくっていこう。どういうのがうまくいったのかとか、どの薬をどのタイミングで使えば一番いいのかといったことを積み重ねてきたものをずっと寄せて指針をつくろうとしている。それがやっぱりかなり功を奏してるのかなといったことですね。現場に行ったらもうとにかく重症者を増やさないということ、これを徹底して頑張っている。その効果が今、表れているんですね。 だから今、中等症患者の重点医療機関、こんなまだ海外のような、ばーっつってニューヨークみたいな状況になってない中でも、われわれ今週から仮設の、中等症の患者を集めるプレハブの医療機関をつくっているわけですね。ここはもう中等症患者の専門のところですから、ここをしっかり充実させることによって重症化させないと、ここで食い止めると、死者も増やさないと。なるべく増やさない。このままやって、これで皆さんが自粛をしっかりやってくださって、このピークが過ぎていったら、これは日本が世界に誇るモデルだと私は思いますね。なんとかそこにいきたいと思いますね。
県独自で治療方法を確立しているのか
記者1:すいません、今のところで3つの観点から救急だとか感染症とかっていう話があったと。それできのう、西村大臣のほうに伝えたということだったんですけども、今日、それで国で専門家会議でも話題になるという話だったと思うんですけども、これはこの3つを融合したやつっていうのは神奈川モデル、県独自で治療方法を確立させてるのか、それとも国との関係であるとか、そこら辺についてどうでしょうか。 黒岩:まずは神奈川県の中でのガイドライン、指針をまとめて、それを検討、調整していくという形になってくると思いますけどね。それを作る過程で国ともさまざまな意見交換をしながらやっていくかもしれませんけど、やはりこの最前線で、ダイヤモンド・プリンセス号の一番最初から継続してやってきた神奈川県といったもの、その医療の知見というものはやはり一番たまっているのかなということを現場で話を聞いて、肌で感じましたね。はい、どうぞ。