阪神D7位・高寺、「甲子園の土」キーホルダー持って入寮「励みになった」
阪神のドラフト7位・高寺望夢(のぞむ)内野手(18)=上田西高=は6日、昨年6月に阪神と甲子園球場が全国の高校野球部員3年生全員に寄贈した「甲子園の土」が入ったキーホルダーを持って入寮した。 【写真】「甲子園の土」キーホルダー 「甲子園球場が本拠地であるタイガースに入団することができて、とても縁を感じることができた。大事にしたいと思ったので持ってきました」 甲子園を目指していた高校最後の夏はコロナ禍で大会が中止。そんな中、矢野監督らが集めてくれた土が「とてもうれしくて、とても励みになった」と感謝した。 高校3年間で「夢の舞台」と話す聖地の土を踏むことはできなかったが、今度は夢を与える立場になった。甲子園で活躍し、恩返しする。 「自分みたいな選手になりたいと思ってもらえるようになって、夢や希望を与えられるように頑張っていきたい」 50メートル6秒の俊足に高校通算31本塁打と走攻守そろう。「甲子園の土」とともに、一人前になる。(菊地峻太朗)