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ギリギリでの国内女子ツアー開幕へ 求められる理解と寛容

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ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、国内女子ツアーは今季の大会開催を見合わせていたが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は3日、6月25日に開幕する「アースモンダミンカップ(カメリアヒルズCC/千葉県)」の開催を目指すと発表した。同日、JLPGAがリモート会見を行って、今後の方針について説明した。 【写真】2017年大会で話題になったのはこの選手 5月14日に39県で緊急事態宣言が解除され、25日には全国に適用された。6月19日以降はスポーツイベントも無観客での開催が容認された。小林浩美会長は「ようやく前向きに取り組める環境になってきたことは嬉しいし、ありがたい。多くの方のご努力のおかげ」と感謝を表明。「感染リスクを最小限に抑えて、開催にこぎつけたい」とスタートに向けた意気込みを語った。 大会は無観客、さらに詳細は調整中ながらメディアもリモート会見を前提とした非公開で行う予定。その一方、4日間で延べ40時間に及ぶインターネット中継でプレーを伝える計画だ。 ただ、ディフェンディングチャンピオンの申ジエをはじめ、イ・ボミやアン・ソンジュら韓国勢など、シード選手のなかには日本政府による入国制限の影響で、日本に来ることさえままならない選手もいる。 「出場資格を持ちながら入国がかなわず、出場機会を逸する可能性のある選手がいることを大変心苦しく思っている」という小林会長。現時点では、不可抗力で出場できなかったシード選手に対しては、特別保障制度を適用して該当試合分の出場権を確保することは決まっているが、それだけでは21年と統合された新シーズンでの賞金女王やシード権争いに公平さを欠くことになる。 だが、政府の方針がいつまで続くのか分からないという難しさもある。「ツアーとして試合をやるからには、公認競技であり、賞金ランキングに入るのは前提です。その中で何ができるか模索していかないといけない」と今後の課題との認識を示した。 たとえ無事に開催できても、平常運転に戻るにはまだ多くの時間と課題解決が必要となる。一人でも陽性者が出れば、事態はどう転ぶかわからない。「いろんな問題が重なっている。前向きに進めるにはどうすればいいか、みんな悩んでいる」と苦渋の胸の内を明かした小林会長。ゴルフファンにとっても、非常事態に対する理解と、それを受け入れる寛容さが求められているのかも知れない。(編集部・今岡涼太)

今岡涼太

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