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新1年生は要注意! 学校再開で懸念される交通死亡事故の増加 保護者の8割は不安視 家庭で取っている対策とは

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Hint-Pot

交通死亡事故が増加する「5月」 今年度はこれからが注意!

 2月下旬から続いた一斉休校。全国的な緊急事態宣言解除により、各地で小学校が再開し始めていますが、新1年生の交通事故を不安視する保護者が多いようです。例年であれば4月入学に向け「1人歩き」の練習を春休み中に行えるのですが、今年は外出自粛の影響で練習や心の準備ができていない子が多い可能性も。警視庁が発表した資料や、三井ダイレクト損害保険株式会社が5月14日以降も緊急事態宣言が継続した8都道府県在住の小学1年生の子どもがいる30~49歳の男女を対象にした調査から、新1年生の交通事故の実態、そして学校再開後を不安視する親たちの気持ちが見えてきました。 【動画】警視庁が公開する子ども向け交通安全ビデオ ピーポくんとウッキーの「よいこのこうつうあんぜん」  ◇ ◇ ◇

 2014~2018年の警察庁の調査によると、死者・重傷者数が最も多いのは小学1年生で、その数は6年生の約3.6倍、死者に絞ると5.6倍となっています。また、月別で見ると1学期にあたる「4~6月」が多く、他に10月~12月も増えていますが、「5月」が1年間の間で最多となっています。その原因は、集団下校や教師の付き添いがだんだんと減り、新しい環境にもなじみ活発になる、いわゆる“学校慣れ”の時期ではないかとみられています。  しかし、今年は一斉休校の影響で「1人歩きデビュー」の時期が大幅にずれ込んでおり、過年度までとは違い、これからの時期の事故増加が懸念されています。

学校へのルートをマスターさせた家庭は7割 同行予定は8割も

 三井ダイレクト損害保険株式会社の調査によると、緊急事態宣言解除後の子どもたちの交通事故について不安があるかを質問したところ、「おおいにある(30.8%)」「ある(34.8%)」「どちらかといえばある(20.6%)」と、懸念を答えた人を合わせると8割以上に。さらに、緊急事態宣言中の子どもだけの外出の機会については、「おもに家族と一緒に外出し、ひとりでは外出していない(47.7%)」「ほとんど外出していない(34.4%)」で、1人で外出する経験が少なかったという家庭は8割に上りました。  その一方で、7割が緊急事態宣言中でも学校へのルートをマスターし、再開に備えていたことも判明。緊急事態宣言中に学校へのルートを覚えたかという質問では「完璧に覚えた(33.5%)」「だいたい覚えた(36.5%)」となっています。  その他の対策として、交通安全の知識を自身で指導しているか問う質問では、「とてもよくしている(32.4%)」「たまにしている(49.4%)」で7割。集団登校ではない回答者のうち、約半数が「学校または途中まで付き添う」と回答し、近所の友達や兄弟姉妹と一緒の場合を含めると、8割弱が「同行する」方法を検討しています。  交通事故は、子どもたちの注意だけでは防ぐことはできません。すべての交通者がスピードや周囲に配慮し、危険を予測した思いやりのある行動をすることが、学校再開に伴い改めて必要になっています。

Hint-Pot編集部

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