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【スペックテスト】ジン/158 (80点)

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ジン

 ドイツのフランクフルトを拠点とするブランド、ジン特殊時計会社は、極めて機能的なプロフェッショナル仕様の時計作りに特化したブランドである。ラインナップには、「GSG 9」のような特殊部隊や、コンバットスイマー、消防隊員のための時計が含まれる。パイロットウォッチを製作するため、ジンは第三者機関と協力して独自の規格を作り上げ、今日ではこれがDIN(ドイツ工業規格)となっている。ジンは、独自のテクノロジーを数多く開発してきたが、中でも表面硬化処理法「テギメント」は他に類を見ないものである。その一方でジンは、「フランクフルト・フィナンシャル・ウォッチ」のようなエレガントなモデルも提供している。

ジン/158

軍用時計のDNAを継承する計器 ジンは今回、「158」によって「ドイツ連邦軍パイロットクロノグラフ」という、あまり知られてこなかった社史の一部に光を当てた。赤いアクセントを備え、500本の限定生産で復活を遂げたレトロなクロノグラフの戦闘力はいかほどか?

プラスポイント、マイナスポイント

+point ・素晴らしいデザイン ・クリーンな加工 ・良好な視認性 -point ・クロノグラフスタート用プッシャーを押すのに少し力がいる ・クロノグラフ作動時の精度にやや難がある

 ジン特殊時計会社が警察やドイツ連邦軍の特殊部隊に時計を供給していることはよく知られている。ミッションタイマー「EZM1」は、1997年に関税局中央支援グループの特殊部隊(Zentrale Unterstutzungsgruppe Zoll:ZUZ)のために設計された時計である。ダイバーズウォッチ「403.EZM2.GSG9」はその名の通り、GSG9(ドイツ連邦警察対テロ特殊部隊)のために開発され、ドイツ連邦海軍の特殊部隊でも使用された。また、212.KSKはドイツ連邦軍特殊部隊KSKの要件を満たす時計である。

 とはいえ、それよりも以前からすでに連邦軍とジンの間に接点があったことを知る時計愛好家は少ない。80年代から90年代初頭にかけて、創業者のヘルムート・ジンは、軍の装備品としては不合格になったホイヤー「1550SG」のドイツ連邦軍パイロットクロノグラフを連邦軍のストック品から買い付けていた。ヘルムート・ジンはこれらの時計を再調整した上で、文字盤にジンのロゴを追加して「155 Bw」、別名「ホイヤー/ジン ドイツ連邦軍パイロットクロノグラフ」という名称で販売した。

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