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幻の80年代アニメ…と思いきや実は自主制作 作者に聞く思い「10年かけてつくる価値があったのか?」

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80年代末に放送されていた幻のテレビアニメ、その一部録画が奇跡的に発見され、OPとEDが公開された……。 【画像】「80年代に見た」錯覚するほどの質感を表現した『古代戦殻ジェノサイダー』 という設定でつくられた自主制作アニメ『古代戦殻ジェノサイダー』がすごい。 何がすごいって、そのクオリティが半端じゃない。 「フジテレビかテレビ東京がつくってましたよね?」って、設定そのものを疑ってしまうほどです。 そして制作期間が約10年。この情熱がすごい。凄まじい。 作品のほぼすべてを手がけた細川晃佑さんに、この熱意の源泉について聞きました。

制作の理由は「自主制作アニメのOPとEDをつくりたい」という思い

──クレジットにある通り、ほぼお一人で制作されたのでしょうか? 細川晃佑(以下、細川) はい。背景画数点はエンドロールにもあったアートスタジオ画龍さんにお願いしましたが、大半の背景画、キャラクターの作画、タイトルロゴデザイン及びタイトルのアニメーションなどはすべて自分で手描きしました。 ──「80年代末の幻のテレビアニメの録画」という、一見信じてしまいそうな設定が非常に巧みだと感じました。このアイデアは何をきっかけに生まれたのでしょうか? 細川 もともと「自主制作アニメのOPとEDをつくりたい」という、創作する人がよく抱く普遍的な構想があって。 その上で「提供クレジットとか作ったら面白いだろうな。それにニュース速報の文字が入っちゃったりしてね」なんてネタはかなり早い時期から考えてました。 というのも、小学生の頃に『ビーストウォーズメタルス』の最終回を録画して、弟と何回も見てたんですけど、OPに地震速報が入っちゃってて。見るたびに地震速報が流れてる……なんて経験もあったので。 ──なるほど。あるあるですね。 細川 それにYouTubeが出てきて、自分が生まれる前のテレビ番組の録画を見れる機会が増えたのもあります。 「〇〇(番組名)で流れていたCM集」みたいなものもあって、提供クレジットとかCMが入ってるんですよ。 こういうのを見ると「ああ、これが当時の人が本当に見ていたリアルタイム放映の映像なんだな」って感激してました。 何よりも闇に葬られたはずの映像を観れたのがゾクゾクしましたね。「分かる人には分かる12話です」とか。音が歪んだり画質が不鮮明なのに、かえってワクワクしてました。

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