マイアミのシケインはまるでゴーカート用?? ”飛ばされた”フェルスタッペン「F1マシンには向かないよ」
F1マイアミGPのターン14~15のいわゆるシケインは、多くのドライバーから批判を集めている。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1マシンが走るにはタイトすぎるため、来シーズンまでに改良されることを求める。 【動画】尾張正博氏のマイアミGP現地生情報!|motorsport.cast #5 F1マイアミGPの舞台となったマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、NFLのマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムの周辺を使った、1周5.41kmのレイアウトとなっていた。長い直線区間、低速~高速まで様々なタイプのコーナーが組み合わされており、事前の評価では素晴らしいレースが繰り広げられるのではないかと予想されていた。 しかし実際には、走行ラインを外してしまうと大きくグリップを落としてしまうため、コース上でのバトルは難しいモノとなった。にもかかわらず、ドライバーたちの多くは、このマイアミのレイアウトを気に入ったと評価……ただ、ターン14~15のシケインについては、改善する必要があるとの声が多く上がっている。 レッドブルのフェルスタッペンも、シケインの改善を求めるひとり。高い縁石には”ノックアウト”されそうになったと明かす。そして来季の開催までには対処されることを望んでいる。 「コースに関しては、いくつかの部分を改善できると思う」 フェルスタッペンはそう語った。 「ターン14~15のシケインは、少しトリッキーな組み合わせだ。ゴーカートで走るなら、素晴らしいシケインだと言えるかもしれない。でも、現在のF1マシンではそうはいかない」 「金曜日に走った4周目のことを覚えている。僕は最初の縁石に乗り上げ、頭が少なくとも5回か6回は左右に振られた。もうちょっとでノックアウトされそうだったよ。本当に悪い感触だった」 「ちょっとでも乗せ過ぎると……あれは長すぎるし、幅も広すぎるし、硬い。あのちょっとした縁石には厳しすぎる。正直、それ(F1)用に作られているとは言えないね」 「多分、縁石のレイアウトは変更すべきだ。もう少し傾斜をつけて、(その頂点を)越えるようにすれば、少しはいい感じになる。おそらく、この案が役に立つんじゃないかな」 「でもその案なら、そのコーナーではとても遅いけど流れるように走ることができる。そんなレイアウトになれば、僕らのマシンはずっとよく見えると思うよ」