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広島の新外国人投手DJ.ジョンソンを分析!縦に落ちるカーブが特徴!

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Baseball Geeks

昨シーズンはリーグ4連覇を逃し、まさかのBクラスに終わった広島。後半戦の救援防御率はリーグ5位と、リリーフ陣の崩壊が顕著にみられた。そこで球団は昨季ロッキーズでリリーフとして活躍したDJ.ジョンソンを獲得。今回はリリーフ陣再建に期待がかかる彼の投球を分析していく。

4シームとカーブの2球種で勝負!

まずは各球種の球速と投球割合を見ていく(表1)。持ち球は4種類あるが、実に投球割合の99%が4シームとカーブで、ほぼこの2球種で投球が組み立てられていることがわかる。 注目はカーブとカットボールの球速である。速球比88.5%のカーブはこれまでに紹介してきた高速カーブが特徴の投手たちの中でも高速な部類に入る。さらに、カットボールは投球割合こそ低いものの、速球比98.4%と高速で特徴的な球種である。

縦に落ちる高速カーブ!

続いて、各球種の変化量を見ていく(図)。ばらつきは大きいが、4シームはカット系のボールが多くみられる。これはゴロを打ち取れるだけでなく、他の球種とピッチトンネルを構成しやすいボールだ。

また、カーブは横変化が小さく、縦に落ちる軌道である。一般的にカーブは球速が遅く変化が大きい。そのため、ピッチトンネルを構成せず、主にカウントを整えるボールとして機能する球種である。 しかし、球速が速いDJ.ジョンソンのカーブは非常に特異な球種で、空振りを奪うボールとしても機能するだろう。高速に沈んでくるためゴロになる可能性が高く、空振りもゴロも奪える強力な武器といえる。 一方、カットボールはホップ成分が高く、変化が速球に近い球質である。球速の高さも相まって非常に4シームとピッチトンネルを構成しやすい。カーブとは対照的に小さく動くこの球種の投球割合を増やすのも面白いかもしれない。

日本ではゴロだけでなく奪空振りにも期待!

今回紹介したDJ.ジョンソンの球種はどれもゴロを打ち取る要素があり、ゴロピッチャーとして期待がかかる。しかし、日本球界では球速が平均以上であるため、今後は奪空振り率も増えるかもしれない。また、これまで通りの速球とカーブを中心にした投球に加え、ピッチトンネルを構成しやすいカットボールの割合を増やすことでさらに投球の幅が広がるだろう。 DJ.ジョンソン DJ Johnson 1989年8月30日生まれ、30歳、右投げ左打ち ロッキーズ2018-広島2020 通算メジャー成績 35試合 1勝2敗 防御率4.88 (2018~2019)

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