この春観たいNetflix配信映画3作品。
もはやNetflixのない生活は考えられない! でも話題作は一通り観てしまった……という人のために、この春リリースの新作映画の中からオススメの3作品をピックアップ。エイミー・ポーラー監督による高校生のフェミニズム革命を描いたコメディから『好きだった君へ』シリーズの最終章まで、話題作の見どころを紹介しよう。
今やNetflixは、ステイホーム生活の「心の支え」だ。そして嬉しいことに、2021年も引き続き、終わりの見えないパンデミックで沈んだ気持ちを救ってくれる秀作がラインアップされている。今春は、注目の新星ハードレー・ロビンソンや、アーノルド・シュワルツェネッガーを父に持つパトリック・シュワルツェネッガーのフレッシュな魅力を捉えたコメディ、万人に愛される子ども向け絵本が原作のスリリングな冒険物語など、退屈を吹き飛ばしてくれるだろう話題の新作映画が立て続けにリリースされる。早速、押さえておくべき3本の新作を見ていこう。
1.『好きだった君へ: これからもずっと大好き』(配信中)
『好きだった君へのラブレター』(2018)と、その第二章『好きだった君へ: P.S.まだ大好きです』(2020)の続編にして最終章となる新作が、ついに解禁! 密かな恋心を手紙にしたためる引っ込み思案なヒロイン、ララ・ジーンを演じたラナ・コンドルと、体育会系の美男子、ピーター役のノア・センティネオに再会できるのは嬉しい限りだ。 今作で描かれるのは、大学進学を控えたララとピーターの自分探しの旅。二人はソウル、そしてNYへの旅を通じて、自分の将来を考え直す。マイケル・フィモナリがメガホンを取ったロマンティックなドラマを観て、しばし厳しい現実を忘れ、二人の恋愛模様にどっぷりと浸ろう。
2.『モキシー ~私たちのムーブメント~』
主人公は、ハードリー・ロビンソンが演じる女子高生のヴィヴィアン。はっきり物を言うタイプの転校生(アリシア・パスクアル=ペーニャ)と親しくなったことをきっかけに、彼女は学校を支配する女性蔑視的なルールの理不尽さに気づいていく。現状を変えようと考えたヴィヴィアンは匿名で発行したミニコミ誌『モキシー』に怒りをぶつけ、フェミニズム革命を起こす。ジョセフィン・ラングフォード、パトリック・シュワルツェネッガー、ローレン・サイなど、脇を固める俳優陣も注目の若手が揃う。さらに、本作の監督を務めたエイミー・ポーラーが、1990年代にパンクロック・シーンから生まれたフェミニズムのムーブメント、ライオット・ガールに関わっていた過去をもつ母親役で出演しているのも見どころのひとつ。