ワリエワの母親、弁護士が新たな主張! 陽性判定の原因は「心臓疾患のある祖父と同じグラスを使用したこと」【北京五輪】
“金メダル最有力候補”を巡る問題がフィギュアスケート界を揺らし続けている。 団体戦翌日にドーピング陽性が判明しながらも、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から北京五輪フィギュアスケート女子シングルへの出場が認められたカミラ・ワリエワ(ROC)。いまだに波紋は収まっていない印象だが、ここで関係者からまた新たな証言が浮上したようだ。 14日に掲載されたスペイン紙『MARCA』の記事によると、母親のイス・ワリエワ氏と弁護士のアンナ・コズメンコ氏は今回、ドーピング陽性反応の原因として、昨年のクリスマスに心臓疾患の治療を受けている祖父と同じグラスを使用していたと主張しているという。 検出された禁止薬物は、狭心症や心筋梗塞などの治療薬として用いられる「トリメタジジン」。昨年12月25日のロシア選手権で採取された検体から陽性反応が出ていた。 今大会でワリエワが上位3位以内に入った場合、フラワーセレモニー(今回はマスコットセレモニー)およびメダル授与式は行なわれない。極めて異例の事態となっているが、はたして本日の女子ショートプログラム(SP)では、どんな演技が見られるだろうか。 構成●THE DIGEST編集部