教職員不祥事止まらず 福島県教委 校長ら9人懲戒 公金不適切処理、手当詐取
【免職】 ・わいせつ行為(盗撮未遂)と住居侵入 佐藤弘章教諭(ふたば未来学園中) ・詐取 高野宏樹主任主査(相双教育事務所) 【停職1カ月】 ・指導監督不適正、隠ぺいと虚偽報告 50代男性校長(県北地区市町村立小学校) 【減給(10分の1)6カ月】 ・公金処理不適正 50代男性校長(県中地区市町村立小学校) 【減給(10分の1)1カ月】 ・速度超過 30代男性講師(県南地区県立高校) 【戒告】 ・指導監督不適正 50代男性職員(相双教育事務所) ・公金の紛失 50代男性教諭(県立高校) ・交通加害事故 50代女性教諭(県北地区市町村立中学校) 30代男性教諭(会津地区市町村立中学校) ■教育次長「極めて深刻」 県教育庁の箱崎兼一教育次長は22日、県庁で記者会見し、相次ぐ不祥事に「子どもや保護者の信頼を再び裏切る結果になった」と謝罪した。一度に9件の処分は過去10年で最多だとして「極めて深刻な事態だ」と苦悩の表情を浮かべた。
県教委は教職員に不祥事を「自分事」として捉えてもらうため、全教職員に危機感を促すメールを送る。 さらに大沼博文教育長のメッセージ動画を作成し、市町村教委を通じて各校に配布する。学校では、メッセージを踏まえて教職員の指導に役立てる。大沼県教育長が昨年度から実施している県立学校の訪問も続ける。