【MotoGP】ブラドル、ホンダRC213Vの熱問題の解決を信じる。ライディングギア原因は否定
欠場中のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の代役としてMotoGPに参戦中のステファン・ブラドルは、第10戦ドイツGPで露呈したRC213Vの熱問題が解決可能だと考えている。 【動画】ウェイン・レイニー、YZR500を再びライディング! 第10戦ドイツGPでホンダ陣営は完走したライダーがブラドルのみ。しかもノーポイントに終わってしまったことで、1982年のフランスGPから続いていたホンダの連続ポイント獲得の記録が途切れるという、苦しい結果になった。 気温35度、路面温度も50度超えとなったこのレースでは、パフォーマンス以外にも問題が発生した。それはRC213Vの熱だ。ブラドルはレース後に足を火傷していたことを明かしている。 ブラドルはこの問題自体は新しいモノではないと話しつつも、これまでの中でも最悪のモノだったと語っていたが、ブラドルはホンダがこの問題を解決できるという考えを示した。 「これは過去数シーズンにもあったことだ。だけど、ここ数戦では一気に噴出していて、これまでに経験してきた中でも極端で、酷いモノだった」 「特に右足に対しては何かをしなくちゃならないと思う。おそらくはエアフローやエキゾーストの複合的な問題なんだろうけど、ちょっと分からない」 「何ができるのかは分からない。でもエンジニアのみんなが解決策を見つけてくれると確信している」 なおブラドルが訴えた火傷について、LCRホンダのアレックス・マルケスは使用しているライディングギアに問題があるのではないかと示唆している。 しかしブラドルはフリー走行中にも熱対策を施したブーツを準備していたと反論。できることは全て行なっていたと話した。 「僕らはライディングギアについても、できることは全部やった」 「フリー走行の時点でバイクにはいくつかカバーを付けていたし、足底にも、内部にもだ。どこもかしこも特別なテープでカバーしようとしていたんだ。できることはやったよ」 「何か変化が必要だ。ザクセンリンクではライダーとしてこれ以上乗り続けられないほど苦しんだと話していただろう。ブレーキレバーが信じられないほど加熱された問題もそうだ。感覚を失ってしまって、バイクのコントロールを失ってしまったんだ」 「クラッシュするか、他のマシンを行かせてフレッシュな空気に当たるかだった。序盤3周は死にかけだったんだ。ターン1へのブレーキングでもレバーは冷やすことができていなかった」 「それが最初の問題で、そのあとは足の(火傷の)問題が出てきたんだ」
Lewis Duncan