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黒人救命士の射殺事件から3ヶ月…ブリオナ・テイラーに何が起こったのか

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ハーパーズ バザー・オンライン

人々が警察の残虐な行為の犠牲になった数え切れない黒人を悼み、彼らの名前をあげるなかで、ブリオナ・テイラーもその名を大きく取り上げられている一人だ。今年3月半ば、ケンタッキー州ルイビルの救命士である彼女の自宅に薬物の捜査令状を持った警官が強制侵入し、恐怖を覚えた彼女のボーイフレンドが警官の足を銃で撃つと、警官は彼女に8回以上発砲し射殺した。 【写真】ガガ、リアーナ、ジャスティン・ビーバーにビリー・アイリッシュまで! 人種差別に怒りと悲しみの声を上げた21人のセレブたち 6月5日はブリオナの誕生日。彼女は27歳になるはずだった。以下は、彼女の死についてこれまでにわかっていることと正義を求めるためにできることをリストにしたものだ。

ブリオナ・テイラーに何が起こったのか?

ニュースサイト『Vox』によると、看護師を目指していた彼女は新型コロナウイルスのパンデミックのなか、キーワーカーとして救命士の仕事についていた。 3月13日深夜0時を少し回った頃、薬物の捜査令状を持った警察が彼女の自宅に強制侵入。アパート内に一緒にいた彼女のボーイフレンドは誰かが自宅に侵入してきたと思い、入ってきた警官を玄関で発砲、警官は足を負傷したと『The Washington Post』紙は報じている。これに対して、警官隊はアパート室内で20発以上発砲し、ブリオナを8回以上撃って死亡させた。 警察が裁判所に提出した書類によると、ルイビル市警察が捜査令状をとった薬物容疑の主要ターゲットはブリオナではなかった。彼らが薬物取引容疑で捜査していた男2人が住んでいたのは、彼女の自宅から10マイル離れたところにあった。しかし、警察は容疑者の一人が送られてきた薬物の受取り先をブリオナのアパートにしていたと信じ、彼女のアパートで令状を取ったと『Louisville Courier Journal』紙は報じている。 裁判官は警官が無断立ち入りで、つまりは警察だと名乗らずに無断で家宅捜査することを許可したが、それでも警官はブリオナの家に入る前に金属棒でドアを叩いて警告したと主張。しかし、彼女の友人たちと近所の人々はこれに異議を唱え、警察は侵入前に警告しなかったと4月27日に彼女の家族が告訴状で証言した。この事件を記録したビデオはない。 『Rolling Stone』誌によると、ブリオナのボーイフレンドであるウォーカーは逮捕され殺人未遂で起訴されたが、5月後半に起訴は脚下された。5月21日、FBIがブリオナ・テイラー射殺事件について捜査すると発表。ルイビルのグレッグ・フィッシャー市長は「無断家宅捜査」方針を一時停止、後に警察署を徹底的に見直しすると発表した。だがこの記事を書いている時点で、ブリオナの死に関わった警官はまだ解雇も逮捕もされていない。

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