100回目の早明戦であと2メートルの悲劇 意地の11連続攻撃も届かず…選手突っ伏す ファン感動「一番面白かった」
「関東大学ラグビー、早大27-24明大」(1日、国立競技場) 節目の100回目となる定期戦を迎えた伝統の「早明戦」は、早大がシーソーゲームを制して明大に逆転勝利し、17年ぶりの全勝優勝を飾った。両校の通算成績は56勝42敗2分け。明大は4年ぶりの頂点に届かず、5勝2敗で3位となった。 【写真】呆然、天を仰ぐ明治 佐藤健次にトライを奪われ 明大にとっては残り2メートルの悲劇だった。3点差で迎えた後半ロスタイム、11連続攻撃で早大陣営に深く攻め入った。最後は密集から外へボールを振り、ラインギリギリを激走したが、早大のディフェンスにつかまりボールはラインの外へ。ここでノーサイドのホイッスルが響いた。 選手はそのまま芝生に突っ伏し、悔しさをにじませた。それでも最後の最後まで分からなかったゲームに、ファンは「ここ数年のラグビーで一番面白かった」「早明戦熱かった」とXに書き込み、両チームの選手に惜しみない拍手を送った。 早大・大田尾監督はNHKのインタビューで「本当に素晴らしいチームですし、尊敬するチーム。僕らも日々、力を高めるチームだと思います」と評していた。