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福島県内学校で通常授業再開 新型コロナ感染予防に工夫

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福島民報

 新型コロナウイルス感染拡大で休校や分散登校が続いていた県立高校や公立学校などで一日、通常授業が再開し、校舎ににぎやかさが戻った。各校は感染予防に工夫を凝らしながら児童生徒の安全を確保する。  いわき市のいわき総合高では夏服を爽やかに着こなした全校生徒約六百人が次々と校門をくぐった。今週は授業時間を五分短縮し、生徒の状況把握や三年生の進路相談に力を入れる。総合学科三年の佐藤悠翔(ゆうと)さん(17)は「授業の遅れを取り返しながら、外出自粛で落ちてしまった体力も回復したい」と語った。  郡山市の安積黎明高は登校時の密集を防ぐため、始業時間を通常の午前八時二十分から同八時四十五分に繰り下げた。二年の古川茉夕(まゆ)さん(16)は「これまでの分散登校中に会えなかった友だちに再開できるのが楽しみ」と笑顔を見せた。  長期休校でカリキュラムの遅れをいかに取り戻すかが課題になる。喜多方市の喜多方高は夏休みの短縮や大学受験を控える三年生への課外授業を予定している。

 県立高校の部活動は八日に再開となる。  小中学校でも児童が一斉に登校した。生徒数が約八百七十人と県内最多規模のいわき市の泉中の生徒は、感染予防のため洗濯が容易な運動着で登下校している。吉成主宏校長(57)は「子どもの安全を第一に考え、これまでの慣例にとらわれない感染予防策を講じていく」と話す。  一日に全面再開した国見小の六年二組の教室では、飛沫(ひまつ)感染を防ぐため英語の授業で児童がフェースシールドを初めて着用した。児童は隣の席の児童と向かい合い、発音などを確かめ合った。フェースシールドは町が一人三枚ずつ配布した。本多康弘校長(50)は「英語などは声に出して学ぶことが大切。授業内容に応じて活用したい」と語った。  六百二十八人の児童が通う郡山市の行健小は体育館で開く予定だった全校集会を校内放送に切り替えた。密集を防ぐため、清掃活動は四、五、六年生のみとし、下級生の教室なども手分けして実施する。

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