TRANS-AMキットをまとったツインズ【5】TRDのハイカムが入った18R-G型改2.4Lを搭載|1975年式 トヨタ セリカリフトバック 2000 GT
TRANS-AMキットをまとったツインズ【5】 エンジンに目をやると、LBの方が若干ハードだ 18R-G型はHKSのキットを使って2.4L化。TRDカムも組み合わせ、燃料はウエーバー48DCOEで供給。エキマニとマフラーはワンオフ物を装着。実は2000GTオーナー、昔は走り屋として名を馳せていた方で、首都高や大垂水峠を攻めていた過去もあるほど。 【画像25枚】チューニングカーらしい雰囲気を醸し出すエンジンルーム。18R-G型はピストンとクランクを交換する2.4Lキットを使って排気量アップ。カムはTRDの304度/288度のハイカムをセットしている。点火系はB&M製ニューボルトを使って昇圧。冷却系はオイルクーラーを追加している その後はドリフトも始め、ドリフトブーム黎明期にはあの「イカ天(いかす走り屋チーム天国)」にも出演していたというから、その走り屋体質は本物だ。というわけで1600GTVオーナーのストリート仕様ダルマよりは若干ハードな仕上がりとなっており、室内には5点式ロールバーもセットされている。今でもやろうと思えばこのLBでドリフトすることも可能だというが、今のエンジンですでに4基目ということもあり、そろそろ「壊れたら直すのが大変」なのであまりむちゃはしていないそうだ。 1600GTVオーナー同様、最近このLBを動かす機会はめっきり減っているとのことだが、こちらも17年前に製作されたわりには非常にクリーンな状態をキープしている。そしてそんなところまで似なくてもいいと思うが、このLBもボディカバーだけの屋外保管だという。 このボディカバーはクルマを仕上げた17年前に特注したもので相当良い物らしく、この特注カバーの上にさらに汎用品の手軽なカバーを掛けて、2重にクルマを保護しているとのこと。ボディカバーにカバーを掛けるという発想も驚きだが、そうしたひと手間があってこその、この美しいコンディションなのだ。 SPECIFICATIONS 1975年式 トヨタ セリカリフトバック 2000 GT(RA25) ●エクステリア:TRANS-AMキット、復刻品レーシングジャケット、ナポレオン・バッカミラー ●エンジン:HKS製2.4Lキット、TRD製カム、TRD製オイルポンプ、オイルパンバッフル加工 ●吸気系:ウエーバー48DCOE ●排気系:ワンオフφ42.7mmタコ足、ワンオフφ60mmマフラー(出口φ75mm) ●冷却系:オイルクーラー ●点火系:B&Mニューボルト、ノロジープラグワイヤー ●駆動系:TRD製LSD ●足回り:(F)AE86ストラット流用車高調 (R)AE86用ショック、KP71用強化スプリング ●ブレーキ:(F)AE86用ディスク ●ホイール:ハヤシ・ストリート(F)13×8.5J -12 (R)13×9J -18 ●タイヤ:ADVAN 032R 185/60R13 ●インテリア:レカロSPG(運転席)、オートルック製バケットシート(助手席)、ナルディステアリング、5点式ロールバー
Nosweb 編集部
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