社会人の8割が経験する「仕事のストレス」、対処するための5つのコツ
仕事のストレスで限界に達しそうになっていないだろうか? それは、あなただけではない。実際、ある調査によれば、米国では社会人の83%が仕事に関連したストレスを経験しているという。仕事量の多さ、サポート不足、コミュニケーションの失敗など、ストレスの原因が何であれ、ストレスはあなたのパフォーマンスや同僚との関係、さらには心身の健康にまで影響を及ぼしてしまう。 仕事でのストレスは終わりのない負の連鎖のように感じることもあるが、そこから抜け出す方法はある。正しい考え方と実践的な戦略があれば、このような挫折を打開策に変えることも可能だ。ここでは、ストレスを効果的に管理し、より良いワークライフバランスを実現するための、5つの方法を紹介しよう。 ■多少のストレスは正常であることを理解する 人生の中で必ずいつかは起こるさまざまな問題と同様に、ストレスも人生にはつきものだ。例えば、きめ細かいクライアントのニーズを満たしながら、厳しい納期を乗り越えようとすると、大きなプレッシャーを感じるだろう。そのプレッシャーを上手く利用すれば、モチベーションを高く保ち、集中力を維持し、最高のアウトプットを出すことが可能だ。また、あなたが真剣に仕事に取り組み、クライアントのニーズを大切にしていることを示すことにもなる。 しかし、もう手に負えないと感じたら、小休止しても構わない。新鮮な空気を吸いに出かけたり、仕事場から離れたりすることで、充電することができる。また、自分の力ではどうにもならないこともある。どんなにストレスを取り除こうとしても、技術的な問題や、期限ぎりぎりになっての新しい要求、非協力的な同僚など、途中で困難にぶつかるかもしれない。 しかし、その状況にどう対応するかは自分でコントロールできる。例えば、「私は失敗した 」と言う代わりに、「この経験から学んだので、次はもっとうまくやる 」と自分に言い聞かせるのだ。 ■アクティブなライフスタイルを保つ すでにストレスが溜まり、仕事も忙しく、運動を日課にする時間がないと思っている人もいるだろう。しかし、体を動かすことで、エンドルフィンのような快感ホルモンの分泌を増やすことができることをご存知だろうか? 1日に少なくとも10~15分は、ストレッチやウォーキング、あるいは軽いダンスをするなどをしてみよう。 面倒くさいと思わずに、運動を継続して習慣化するために、自分がワクワクするような活動を選ぼう。例えば、冒険好きならハイキングに挑戦してみるのもいいかもしれない。安らぎとリラクゼーションを求めるなら、ヨガのセッションに参加するのも良いだろう。ストレス解消のために家庭菜園を始めるのもいい。運動を取り入れることで、体力がつくだけでなく、自分自身について考えたり感じたりする時間を取ることができ、集中力を取り戻すことにつながる。