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服部茂章率いるHREもNASCARシーズン再開後の初戦へ。Xfinityはリタイヤに終わるもトラックシリーズではランク首位キープ

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motorsport.com 日本版

 新型コロナウイルスの影響で5月17日に再開されたNASCAR。そのXfinity SERIESとGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIESに参戦するHattori Racing Enterprises (HRE)も、シーズン再開後初となるレースに臨み、TRUCK SERIESでは9位フィニッシュを果たしてランキング首位をキープした。  アメリカでは現在も新型コロナウイルスの新規感染者が増えつつづけている状況で5月17日のCUP SERIESを皮切りに続々とレースが再開されているNASCAR。感染対策のため無観客で行なわれ、会場に入れるメディアおよび関係者の人数も厳しく制限するなど、厳戒態勢の中でのレースとなった。  そんな中、服部茂章が率いるHREも3ヵ月ぶりのレースに臨んだ。まずは25日にシャーロット・モータースピードウェイで行なわれたXfinity SERIES第6戦。さらに大会の開催期間を出来るだけ短くするため、練習走行と予選は行なわず、 決勝レースのみ行なうというレースフォーマットに変更。グリッドはシリーズランキング順で並べられ、HREのオースティン・ヒルが駆る#61 AISIN GROUP/AISIN AW GR SUPRAは26番手からスタートした。  序盤からイエローコーションが連続する展開となったが、ヒルは順調に順位を上げていき一時は13番手まで浮上した。トップ10圏内も見える位置につけたが、レース終盤に右フロントタイヤのブローでコントロール不能に陥り、そのままウォールにヒット。残念ながらリタイヤとなってしまった。コース上に散らばったパーツの破片を踏んでしまったことがブローの原因だったようだ。  翌26日に同じシャーロット・モータースピードウェイで行なわれたTRUCK SERIESの第3戦。こちらも決勝レースのみを行なうフォーマットとなり、前日と同じくヒルがドライバーを務める#16 United Rentals TOYOTA TUNDRAは5番手からスタートを切った。  すると1周目でいきなりトップに浮上し序盤からレースをリードした。その後も上位の順位はめまぐるしく変わっていったが、ヒルはトップ10圏内をキープ。レース後半にはピットストップのタイミングが恵まれず大きく順位を落としてしまうが、終盤にかけて怒涛の追い上げを披露し9位でフィニッシュした。  これで3戦連続でトップ10フィニッシュを果たしたヒルは、シリーズランキング首位をキープ。3ヵ月ぶりのレースウィークとなった中で大きな一歩を踏み出した。  HRE代表の服部はプレスリリースで今回のふたつのレースをこのように振り返った。 「ほぼ3ヵ月ぶりに他のスポーツに先駆けレースを再開したNASCARですが、コロナ感染対策により練習走行及び予選は行なわれず、ポイント順によるグリットからレースをスタートする変則的なスケジュールは我々のような新規参戦のチームには練習走行でマシンのセッティングを詰めることが出来ないので、思った以上に大変厳しい戦いになりました」 「Truck Seriesは開幕戦のデイトナと第2戦のラスベガスが終わった時点でシリーズポイントをリードしていましたが、その後レースが中断となり約3ヵ月ぶりのレースになりました。オースティンは前日XfinityでSupraをドライブしていたこともあり、スタートからハイペースでレースをリードしましたが、最終ステージでのピットのタイミングで25位まで順位を落としてしまい残念ながら優勝には届きませんでした。しかし最後まで諦めずに9位まで順位を上げた事は、今シーズンになってからの彼の成長が感じられました」  そして服部は、全米のスポーツの中で先陣を切ってNASCARが再開されたことは非常に意義があることだとコメントを寄せた。 「現在のアメリカ国内の経済状況を考えると他のメジャースポーツに先駆けてNASCARがレースを再開した事は非常に意義のある事だと思います。折しも一昨日のメモリアルデーの週末よりニューヨークなどを除く多くの州でロックダウンが解除されました。レースの視聴率もかなり高かったようですのでNASCARの再開がいい相乗効果となり、国民の意識もいい方向に向かって行けば嬉しいです」 「無観客で厳戒態勢の中でレースが開催されドライバーもチームメンバーも対応に追われましたが、感染防止のためにご尽力頂いた地元の医療機関の皆さんにはとても感謝しています。NASCAR、Speedway、地元の医療関係者の皆さんの多大な準備の下でレース再開が成り立っている事を改めて実感しました。レースの再開を影で支えて頂いている全ての関係者の皆さんに感謝すると共に、テレビでレースを観戦しているファンの皆さんにいいレースを見て頂ける様に全力を尽くします」

吉田知弘

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