セクシャルハラスメント罪で逮捕された男（写真：マカオ治安警察局）

　マカオ治安警察局は10月9日、同月4日に路線バスの車内で乗り合わせていた中国本土の大学生の女性（20代）へ痴漢行為をしたとして無職のマカオの男（30代）を逮捕したと発表。 　同局によれば、4日午後、被害者女性がマカオ半島の水坑尾街からタイパ島方面行きの路線バスに乗車した直後、臀部に異物が当たる感覚がしたため、振り返って確認したところ、男が車内の混雑に乗じて故意に下半身を押し当てていたことがわかり、同行の友人に被害に遭っていることを知らせ、目的地手前で下車し、警察に通報したという。 　同局によれば、同行の友人が車内で男に声をかけて電話番号を聞き出していたといい、公共エリアの監視システムを活用して得られた情報と合わせて男の身元を特定し、同日中に水坑尾街周辺で逮捕に成功。男は同局の調べに対して犯行を認める供述をしており、セクシャルハラスメント罪で検察院送致するとした。 　昨今、マカオの路線バス車内では、しばしば痴漢行為の発生が報告されている。