中高生が福島への思いを語り合う 29日まで「中高生が表現する『私と福島』展(途中制作展)」 福島県双葉町
中高生の研究体験プログラム「福島学カレッジ」表現コースで学ぶ県内外の生徒10人のグループ展「中高生が表現する『私と福島』展(途中制作展)」が22日、福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で始まった。29日まで。初日は表現に向き合った生徒らが思いを語り合った。 写真や映像、体現型アート、弾き語りなど多様な約30作品が並ぶ。10人がカレッジの講座などを通じて、震災を経験した福島をそれぞれの視点で捉え、自由に表現した。作品は完成途中で、さらなる作品の洗練を目指している。来年3月ごろに再度公開する予定。 福島学カレッジ統括プロデューサーの開沼博東京大大学院情報学環准教授は「自分自身を、地域を見つめ直し自由な表現に開かれていくことで広く福島を発信することが目的」と話し、来場を呼びかけている。 作品の観覧は午前9時から午後5時。無料。 (相双版)