【タイ】インドラマ、印に再生PET工場を建設へ
タイの石油化学大手インドラマ・ベンチャーズは2日、子会社を通じて米ペプシコのインドのボトリング(瓶詰め)会社、バルン・ビバレッジズとインドで再生ポリエチレンテレフタレート(PET)事業を手がける合弁会社を設立したと発表した。 再生PETは、使用済みペットボトルをもとに生産されたポリエステル繊維。プラスチックごみの削減にもつなげる。 すでにインドの北部と東部の計2カ所で工場建設を始めており、2025年の完成を目指す。ほかにも複数の工場の建設を予定しており、再生PETの年間生産能力は10万トンに達する見込み。 インドでは再生PETの需要が高まっており、プラスチック容器のうち再生PETの割合を25~26年までに30%、28~29年までに60%に引き上げることを義務化している。 一方、インドラマは23年に使用済みペットボトルのリサイクルが累計で1,000億本を突破。25年末までにリサイクル能力を年500億本に引き上げる目標を掲げている。