能登半島地震であわら市に避難した家族が輪島市へ帰郷 仮設住宅で新たな生活へ
FBC福井放送
能登半島地震で被災し、あわら市内に二次避難していた家族が、ふるさと輪島市の仮設住宅への入居が決まり、8か月を過ごした福井を後に、日常を取り戻す歩みを進めています。 空っぽになったクローゼットや台所の戸棚。 能登半島地震で被災した輪島市の冨成さん家族3人が、二次避難先として暮らしていたあわら市内のアパートです。 被災してから8か月。ようやく仮設住宅への入居が決まり、5日に引っ越し作業をしました。 いつ地元に戻れるのか分からない不安な日々を過ごしていた冨成さん家族。 物資を届け、避難生活をサポートしてきた男性も出発前に駆け付けました。 冨成さん家族と男性のやりとり 「だいぶ最初より顔が元気になったよ」 「そうかね」 仮設住宅への入居には、被災した住宅が「半壊」以上という認定を受ける必要があり、冨成さんは3回目の審査でやっと入居が認められました。 冨成悟さん 「認定されたという書類が届くはずだが、それもなしに、いつ決まったのかな」 冨成さん家族と男性のやりとり 「長い間お世話になりました。命を助けられました。ありがとうございました」 「次は能登で会いましょう」 慣れない土地での暮らしからふるさと・輪島に帰り、少しずつ日常を取り戻す歩みを進めます。 ところで、石川県内では、6800戸あまりの仮設住宅が必要とされていて、9月2日時点で、およそ9割にあたる6233戸が完成しています。残りの住宅の建設は11月下旬までかかる見通しということです。