水俣市の「みなくるバス」に初の広告 コミュニティーバスで熊本県内初の試み 広告主はJNC
水俣市のコミュニティーバス「みなくるバス」の車体に初めて広告が掲出され、4日、同市で出発式があった。市によると、自治体が補助金を出すコミュニティーバスでは熊本県内初の試みという。 広告を出したのはJNC水俣製造所(同市野口町)。地域貢献のため、市に掲出を申し出た。6台のうち2台の側面と背面に社名やキャッチコピーが書かれている。バスを運行する産交バスとJNCの間で、1台当たり月額3万3千円で1年間の契約を結んだ。 JNCであった出発式で同社の長濵英樹常務(64)は、「会社を市民に知ってもらう機会にしたい」。髙岡利治市長は「市の発展のために力添えしてほしい」とあいさつした。 市は今のところ広告を公募していないが、「要望があれば個別に相談したい」としている。(伊藤恩希)