年間スポンサー収入「0円」の競技団体も…障害者スポーツ「マイナー」に危機感 助成金頼み、窮状を打開できるか
ブラインドサッカーはスポンサー収入や事業収益を含めた収入総額が年3億9千万円に上り、助成金の割合は3割程度。クラウドファンディングで寄せられた600万円を活用し、3カ国を招いた大会をパリ大会の直前に主催した。 「情報発信の強化」が「スポンサーの獲得と収入増」へ、さらに「選手の成績向上」「人気アップ」へ発展する好循環が生じている。 障害者スポーツに詳しい立命館大の金山千広(かなやま・ちひろ)教授は「財政基盤が脆弱(ぜいじゃく)な競技団体が結集するのは画期的だ」と評価する。 イベントの合同開催などで「支援したい」と思えるような魅力や意義を協力して発信すれば、それぞれのスポンサーやファンも増える「相乗効果」が見込めると話している。