ヤンキースはなぜ大谷争奪戦に敗れたのか?地元NYメディアは激怒報道!
大リーグ公式サイトのジョン・モロシ記者は、以前、大谷の球団選考基準のひとつに「チームに他に日本人のスターがいないことを望んでいるようだ」と伝えたことがあるが、同記事によると、日本人メジャーリーガーを抱える各球団は、この情報を気にかけていたという。 「大谷の希望をよく知る関係者は、数週間前にヤンキースは危ないと考えていた。田中将大が、オプトアウトせずチームに残留したことがヤンキース落選につながったのかもしれない。これらは予測の範囲を超えないが、大谷がヤンキースを選外とした本当の理由は、西海岸を好んでいるということだ」と、同記事はヤンキース落選の理由を分析した。 では、大本命のヤンキースが落選して、大谷は、どの球団にファイナルアンサーを返すのだろう。すべては、これからの面談の内容次第になるだろうが、マリナーズ有力説を唱えるメディアが少なくない。 USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は「大リーグの複数GMはマリナーズが大谷移籍先の明らかな最有力候補としており、マリナーズも慎重ながら前向きに受け止めている」と伝えた。 シアトル・タイムズ紙は「マリナーズ、ジャイアンツが大谷翔平の最終候補へ。ヤンキース、レッドソックスは希望外」との見出しで速報記事を掲載した。 大リーグ情報サイトのMLB Rumorsは、動向を逐一伝え、「大谷が大都市でのプレーを避けることを選ぶかもしれないとの予測はあったが、彼の移籍先は、どん欲なFA選手が最も希望するようなチームではない。サンフランシスコは、小さな市場とはいえないが、大谷が入団すると、バスター・ポージーや、マディソン・バムガーナーのような生え抜きスター(そしてもしくは近い将来はジャンカルロ・スタントン)のように球団の中心になる必要はない。しかし、ナ・リーグでのプレーは大谷が大リーグで二刀流を望むのであれば代打、外野での起用を余儀なくされる。その点、マリナーズはDHが使える(ネルソン・クルーズと併用)。日本人選手が活躍してきたというチームの経歴もあり有力候補と考えられてきた」と記している。