【ターコイズS】アルジーヌが鋭く差し切り重賞初制覇
12月14日の中山11Rで行われた第10回ターコイズステークス(3歳以上オープン、牝馬、GⅢ、芝・外1600メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=3800万円)は、西村淳也騎手の2番人気アルジーヌ(4歳、栗東・中内田充正厩舎)が道中は中団で脚をためると、直線で外に持ち出して鋭く差し切りV。前走のカシオペアS(リステッド)に続く連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは1分33秒2(良)。 1馬身差の2着は好位からしぶとく粘ったビヨンドザヴァレー(6番人気)。さらにクビ差の3着にはドゥアイズ(3番人気)が入り、1番人気のミアネーロはスタートでやや出遅れ追い上げ及ばず8着に敗れた。 ターコイズSを勝ったアルジーヌは、父ロードカナロア、母は2014年のクイーンSを制したキャトルフィーユ、母の父ディープインパクトという血統。北海道新ひだか町・ケイアイファームの生産馬で、馬主は(株)ロードホースクラブ。通算成績は11戦6勝。管理する中内田充正調教師、騎乗した西村淳也騎手ともにターコイズS初勝利となった。 ◆西村淳也騎手(1着 アルジーヌ)「関係者がいい状態で中山競馬場に連れ来てくれたので、自信がありましたし、これというプランはありませんでした。終始、手応えもよかったですし、4コーナーも手応え抜群で、いつでも抜け出せる雰囲気がありました。完勝でした。ポテンシャルが高い馬ですし、機嫌がよければ走ってくれる馬ですね。関係者の方が丁寧に馬を作ってくれていますし、その結果、初重賞が取れました。まだまだ奥がある馬ですし、今後が楽しみです」