貴景勝あぁ7敗目…消極的内容に「大関のプライドを持ってやらないと」八角理事長も苦言【大相撲】
◇18日 大相撲初場所9日目(両国国技館) 大関貴景勝(24)=常盤山=は遠藤に引き落とされて7敗目を喫した。 【表で詳しく】大相撲初場所・10日目の取組 狂った歯車はもう元に戻らないのか。貴景勝らしい立ち合いからの圧力は影を潜め、いざ前に出ようとしたところを見透かされたように引き落とされた。 綱とり場所の翌場所にかど番を迎えることになるのか。崖っぷちの7敗目。15日制が定着した1949年夏場所以降、大関が優勝翌場所に負け越せば(休場を除く)、2003年名古屋場所で7勝8敗と負け越した魁皇以来、18年ぶりの記録となる。 審判長として土俵下にいた高田川親方(元関脇安芸乃島)が「いつもの馬力がない。リズムに乗れていない。はたこうという意識が見える」という消極的な相撲内容だった。八角理事長(元横綱北勝海)も「大関としてのね、プライドを持ってやらないと。負けてたまるかと」と厳しく話した。 貴景勝も「勝たなきゃ意味ないんで。一日一番なんで、そういうつもりでやっていきます。(大事なのは)気持ちだと思います」となんとか気力を振り絞っていた。
中日スポーツ